夏休みには、当会全国大会以外にも小中高校生の部で多くの全日本クラスの大会が行われている。この夏、そのトップレベルが集う大会で、全国から集まった強豪を相手に当会の拳士たちが大暴れを演じた。

 まずは、8月2日(土曜日)に日本武道館で行われた「平成20年度全日本少年武道錬成大会」中学生の部で、東亜連盟の3名(月井小次郎・高橋征也・三塚彗司)が優勝を飾り、昨年1ポイント差で準優勝に甘んじた借りを見事に返す活躍を見せた。

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錬成中学生の部 優勝: 東亜連盟(月井・高橋・三塚)

 直後の8月5日(火曜日)〜8日(金曜日)には、埼玉県行田市で行われた「第35回全国高等学校空手道選手権大会」で、東大阪大学敬愛高校の月井隼南(東亜連盟)が女子個人組手で、春に続いての連覇を達成し、団体組手も大将を務めて準優勝に輝いた。女子個人形では、前橋工業の市場千賀(群馬剛柔)が、3位に入る快挙を成し遂げた。男子団体組手では、拓大紅陵高校の久保田隼哉(正剛道場)が全勝し、拓大紅陵の3位入賞に大きく貢献している。

 8月9日(土曜日)と10日(日曜日)の2日間にわたって東京武道館で行われた、「第8回全日本少年少女空手道選手権」では、三澤剛輝(一友会)が小学6年生男子形で、久高友大(東亜連盟)が小学6年生男子組手で、そして小学5年生女子形では清水那月(群馬剛柔)が3位に入賞する健闘を見せた。

 圧巻は、8月22日(金曜日)〜24日(日曜日)に、長崎県大村シーハットで行われた「第16回全国中学生空手道選手権大会」だ。女子個人形では、川崎衣美子(正剛道場)が念願の初優勝に輝き日本一の座を射止めた。同じく3位に山下真由美(静岡剛柔清水)が入った。男子個人形では、優勝候補にも挙がっていた篠崎祐弥(相模館)が準決勝で惜しくも2−3で敗れたが、3位に輝いた。

 組手では、昨年優勝の山田沙羅(一友会)が今年も決勝まで駒を進め、決勝戦では延長になり惜しくも破れたが準優勝の快挙を達成。男子個人組手では月井小次郎(東亜連盟)が準々決勝で優勝した瀧山拓哉選手に1ポイント差で破れ5位となった。

全日本空手道剛柔会 事務局発