第48回岡山県高校総体(インターハイ予選会) | JKFan NEWS International (空手ワールド)

第48回岡山県高校総体(インターハイ予選会)

第48回岡山県高校総体(インターハイ予選会)
(平成21年5月30・31日 おかやま山陽高校60周年記念館)

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メンタル充実、他を圧倒

空手の男子団体組手は山陽が圧倒的な強さで制した。
赤澤監督は技の精度、スピードなど確実にレベルが上がっている。特にメンタル面が充実してきている。と目を細めた。

初戦から全てストレートと他を寄せ付けなかった。
関西との決勝でも先鋒・鈴木が気迫あふれる攻撃で完勝すると次ほう川淵も一瞬の隙を突かれて1ポイント取られるが落ち着いて逃げ切り勝利。
個人組み手を制した主将の遠山がスピードあふれる連続突きで確実にポイントを奪い勝負を決めた。

優勝候補として臨んだ全国選抜ではまさかの8強止まり。
精神的な弱さが出たと遠山は振り返り部内で攻めの意識を徹底!
5月の火の国大会は全員が自発的に頭を丸めて臨み栄冠を勝ち取った。
全国選抜後、選手の取り組み方が変わった。実力を常に発揮出来る強さが身についてきたと赤澤監督。

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遠山はインターハイ直前はまた丸刈りして気合いを入れ挑戦者として臨む!
22年ぶりの頂点に向けて闘志をみなぎらせた。

内容に物足りなさ

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実戦で試したかった技が思ったほど出せなかった。
個人組み手を制した中村は喜ぶよりも内容の物足りなさに複雑な表情を浮かべた。
決勝までに取られたポイントはわずかに3。力の差を見せつけたが全国大会を意識して練習中の上段内回し蹴りが決まったのは最初だけ。以降は手の内を知る山陽同士の対戦で効果的に使えず、もっと磨きをかけないとと反省した。

強くなりたい一心で長崎から強豪高校の門をたたいた今春、初出場の全国選抜では一年生ながらベスト16、選抜の結果は不満!しっかり練習して集中しインターハイでは結果を出す!と誓った。

(記事提供、山陽新聞社・撮影 轡田直樹)

大会結果

《組手》
◆男子組手の部[優勝]遠山将平(山陽)[準優勝]米山英弥(山陽)[3位]鈴木倫央(山陽)/岡本小鉄(山陽)
◆女子組手の部[優勝]中村しおり(山陽)[準優勝]本山詩織(山陽)[3位]剣持茜(山陽)/平川紫帆(山陽)
◆男子団体組手[優勝]おかやま山陽(5年連続、26回目)[準優勝]関西高校
◆女子団体組手[優勝]おかやま山陽(36年連続、36回目)[準優勝]津山商業高校

《形》
◆女子形の部[優勝]國米櫻(学芸館)[準優勝]中村しおり(山陽)[3位]影山日向子(山陽)/小川優(後楽館)
◆男子形の部[優勝]在本幸司(山陽)[準優勝]伴佳喜(山陽)[3位]甲木大輝(山陽)/服藤克哉(山陽)

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