大澤美諭季 復活V!! | JKFan NEWS International (空手ワールド)

大澤美諭季 復活V!!

第41回神奈川県空手道選手権大会(第64回国民体育大会神奈川県予選会)
日時:平成21年5月10日(日)会場:秦野市総合体育館

今年度から中学生大会が別日程(5月24日)に移行したため、一般と少年(高校生)の大会となった。

成年男子組手軽量級は前年度優勝者の佐藤は圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がってきた。決勝戦では横浜抱一龕の川端と対戦。佐藤は得意の上段突きで連続ポイントを獲得し、最後は中段突きを極めて4-0で川端を下した。佐藤は軽量級3連覇。試合後、佐藤は「連覇出来て良かったです。次々と仲間が引退していくのが少し寂しいのですが、私は40歳を過ぎてもマスターズに出場して頑張ろうと思います。」と語った。

成年男子組手重量級決勝は鈴木vs瀬戸。今年も昨年と同じ決勝の対戦カードとなった。鈴木は攻めの組手で次々に上段突きを極める。後半は落ち着いた試合運びで相手の攻撃を交わしながら背面への突き技で技ありを極める。瀬戸も反撃のチャンスを伺うが時間切れとなり6ー1で鈴木が嬉しい2連覇を果たした。「父がコーチについてくれて心強かったです。国体に出れるように精一杯頑張ります」と語った。

成年男子組手中量級決勝戦、豊間根(横浜東)が圧倒的な強さを見せた。荒瀬も反撃をしかけるも及ばず、10ー2で豊間根雷が中量級を制した。「優勝できて嬉しいです。これで香川監督に良い報告が出来ます。」と語った。

成年女子組手軽量級決勝は三村vs西尾。三村は突き技で攻勢、気が付けば8ー0の圧勝。
成年女子組手重量級は石川vs正田の決勝から8ー5で石川が勝利。「優勝できて嬉しいです。国体に出場できるよう日々、努力します」と石川。少年女子組手は清野vs五明の決勝。前年度優勝者の清野と今年ナショナルチーム入りした五明との対決。五明は中段突きで攻め入るも、なかなかポイントが取れず。対する清野は落ち着いた試合運びで五明の僅かな隙を見逃すことなくポイントを重ねる。両者の激しい技が交錯し、判定する審判にも高度な判定が要求された。結果は10ー2で勝利し、2連覇を果たした。「優勝できて良かったです。」と清野。少年男子組手決勝は、中尾5ー2鹿島で中尾が勝利。「昨年は京増選手に負けて準優勝だったので、今年こそ優勝をと思って試合に望みました。対戦相手の鹿島は高校の後輩だったのですが、手を抜いたりせずに思い切りやりました。次は国体出場を目指します」。

また注目を集めたのは引退した諸岡奈央に代わる神奈川の代表選手を決める成年女子形。決勝戦にコマを進めたのは大澤美諭季(翔成會)と森田真亜沙(櫻空野毛山)。先行の大澤はコウソウクンダイを力の限りの演武。一方の森田はキレのあるトマリバッサイを演武。判定は4-1で大澤に軍配が上がった。嬉しい初優勝を果たした大澤は「昨年は、6月から体調を崩し、3度も入退院を繰り返してしまい、試合にも出場出来ず大変な一年でした。今回こうしてまたコ−トに立つ事が出来て、とても嬉しく思います。ここまで来れたのは、家族の支えや道場のみんな、また応援して下さった方々のお陰です。優勝出来た事は嬉しいですが、こうしてまた空手を出来ることが何よりも嬉しいです!」と語った。

成年男子形は石井と栗原の決勝から石井(ソーチン)3ー2栗原(アーナン)で石井が優勝。「学生から一般になったので更に上を目指し、国体出場を目指して頑張りたいです」と石井。少年女子団体形は立野(アーナン)5-0山手(マツムラバッサイ)で立野。少年男子団体形は相模館(スーパーリンペイ)3ー2翔光会(ソーチン)で相模館。少年男子形は中嶋(コーソークンダイ)5ー0秋山(アーナン)で兵庫県から慶応高に進学した中嶋が力強いコウソウクンダイを演武し、早くもデビュー戦で初優勝を果たした。「優勝できて嬉しいです。まだまだ課題が多いので関東大会までに細かい部分の修正を行って、国体を目指したいです」。と中嶋。少年女子形は岩田(スーパーリンペイ)5ー0生方(アーナン)で岩田が優勝した。

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見事、初優勝を飾った成年女子形の大澤美諭季(翔成會)

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選手宣誓を行う對馬杏樹(拳勝館寒川)

大会結果

《組手》
◆ 成年男子組手個人戦軽量級[優勝]佐藤花月(櫻空横浜)[準優勝]川端慎太郎(横浜抱一龕)[3位]五十嵐裕紀(誠和会)/浜野隆一(櫻空神大寺)
◆ 成年男子組手個人戦中量級[優勝]豊間根雷(横浜東)[準優勝]荒瀬弘規(防衛大)[3位]原田雅好(松濤会都筑)
◆ 成年男子組手個人戦重量級[優勝]鈴木重輝(櫻文館)[準優勝]瀬戸秀朗(拳心会森)[3位]芳賀仙一(拳心会森)/日高敬文(拳勝館本部)
◆ 成年女子組手個人戦軽量級[優勝]三村桃子(拳勝館川崎)[準優勝]西尾実里(東魁塾)[3位]涌井陽子(日誠会)/鎌倉安里(慶応日吉)
◆ 成年女子組手個人戦重量級[優勝]石川桃子(拳勝館本部)[準優勝]正田佳奈(翔光会)[3位]谷戸直子(藤児会)/川島由季乃(横浜北)
◆ 成年男子組手個人戦安全具付[優勝]鈴木康文(錬武海老名)[準優勝]斉藤涼太(拳勝館北部)[3位]伊藤正城(錬武会泉)/菊村隆之(錬武海老名)
◆ 少年男子組手個人戦[優勝]中尾太政(横浜創学館)[準優勝]鹿島瑞生(翔光会)[3位]中野渡翔(横浜創学館)/中山翼(横浜北)
◆ 少年女子組手個人戦[優勝]清野愛莉(誠和会汲沢)[準優勝]五明真実子(横浜北)[3位]竹井美都樹(修徳塾)/太田有梨亜(誠和会汲沢)

《形》
◆ 少年男子形個人戦[優勝]中嶋俊文(慶応高)[準優勝]秋山琢(山手学院)[3位]篠崎裕弥(相模館)/中山信秀(正栄館)
◆ 少年女子形個人戦[優勝]岩田樹里(英空会)[準優勝]生方彩(横浜立野高)[3位]大村芽衣(櫻文横須賀)/屋敷一帆(慶応藤沢)
◆ 成年男子形個人戦[優勝]石井泰地(心道館)[準優勝]栗原大雅(松和館横浜)[3位]丸岡直人(協会秦野西)/北代竜太郎(松和館横浜)
◆ 成年女子形個人戦[優勝]大澤美諭季(翔成會)[準優勝]森田真亜沙(櫻空野毛山)[3位]近藤江里奈(櫻文横須賀)/沖重愛佳(横浜糸東会)
◆ 成年少年男子形団体戦[優勝]相模館[準優勝]翔光会[3位]慶応高校/松和館
◆ 成年少年女子形団体戦[優勝]横浜立野高[準優勝]山手学院高[3位]桐光館/慶応日吉

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