第37回良武会国際空手道選手権大

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川上 剛史
アメリカ・カルフォルニア
日記パート
 

アメリカ・カルフォルニア日記パート 川上剛史

3日目(セミナー)
 今日は、朝から夕方にかけていろいろな先生のセミナーがある日だ。西村先生のセミナーは夕方5時からの予定だったので今日はゆっくり寝れた。12時頃起きてまた幸称と2人でまたショッピングモールに出かけた。4時半頃ホテルに戻ってきたら、西村先生はもう空手衣に着替えて入り口の所でウォーミングアップをしていた。

 『やばい!』すぐに部屋に戻りあわてて着替え会場に向かった。いよいよ西村先生のセミナー開始時刻だ。なんとなく東京地区スーパーセミナーとは違った緊張感(嫌な予感)走った。しょっぱなに私がワンツーで攻撃した所をさばいて廻し蹴りが耳に炸裂『バッチン!』会場は『わー』と沸いた。その後、ずっとバチバチやられて5つ目位の技で先生が『ハイ!思いっきりワンツー打ってきて!』と言った。でも実際はどんな技がくるか解らないのではっきりいって恐い。外国人が9割以上で、日本語が通じないのでそっと先生の耳元で私は言った『次の技はどっちから蹴ってくるんですか?』先生はニコニコしながら『それを言ったらつまらないだろう』と言った。

 はっきり言ってつまらなくはない。先生は予想のつかない所から蹴ったり、投げたりするので非常に恐い(危ない)!どんな技がくるのか教えてくれないので素直にワンツーを突いて投げられたが何が何だか解らないうちに私は地面に寝ころがっていた。とにかく今回の技は、半端じゃなく痛かったことは確かだ。今回のセミナーで一番上手に技をこなしていたのは、山崎先生の娘さんで次女の美奈子さんだった。

 このセミナーで、東京の神道自然流良武会本部道場から来ていた中村君と和田君の2人とお友達となりこの日から最終日までほとんど一緒に行動していた。1時時間半のセミナー無事終了してすぐにパーティーだったのでシャワーで汗を流しスーツに着替えて会場へ行った。丸テーブル8人掛けで20卓ぐらいあっただろう。私の席は7人全員日本人だった。斜め後ろには西村先生や全米空手道連盟のジュリアス会長、現地で道場を開いている先生など偉い人ばかりであった。

 テーブルの上には1個づつパック入りの(牛乳パックみたいな)森永製の豆腐がお土産で置いてありその豆腐について何か英語で演説が始まった。他のテーブルの人達は静かで真剣に聞いていたが、私たちのテーブルは訳が解らないため話も聞かずにガツガツ食べていたが、よくよく聞いたら『豆腐を食べたらガンが治ったから皆さんも食べなさい』という事だったらしい。日本人はほとんど毎日食べているのだが・・・
部屋に戻りさっきの豆腐を食べてみたが、硬いし、ボソボソで、臭くてはっきり言ってあんなに不味いとは思はなかった。しかも残りを捨てる場所が無くトイレに流したが、硬すぎて詰まってしまったのである・・・棒で突っついてなんとも始末の悪い豆腐だった。

 その後は、中村君と3人で昨日断念したコンビニへ向かった。2個目の信号から3個目の信号まで10分ぐらいでトータル30分ぐらいかかった。夜食のハンバーガーなどを買い帰ることにしたが、行きは良かったが帰りは辛い。そこでタクシーを拾って帰ろうとしたがなかなか止まってくれない。コンビニの駐車場でジュースを飲んでいたらパトカーが来たので一応頼んでみた。パトカーの後部座席を指差し『ダブルツリーホテルへレッツゴー!』と言ったらポリスは笑いながら手錠を出したので謝って逃げてきた。また大通りに出てタクシ−を待った。10分後やっと乗せてくれるタクシーがいたが、『空車のランプをつけて走るが8ドルでどうだ?』と聞いてきたので仕方ないからOKした。
ホテルに戻りプールでのんびりして明日の試合に挑むことにした。