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心技体の総合的練習方法
 空手道を修行している人に「心技体のうち、どれが一番大切か?」という質問をすると、よく「心」と答えます。はたして本当にそうでしょうか。それが本当なら、毎日の練習で、メンタル・トレーニングばかりをして、技の練習をいいかげんにしていて勝てるでしょうか。また、体を鍛えずにひょろひょろの体で勝てるでしょうか。答えは「NO」でしょう。そうです「心技体」は平等に大切なのです。 
 それでは、なぜ皆さんは「心技体」のなかで「心」が一番大切だと思うのでしょうか?それは、普段の練習で「技体」は練習し、鍛えるが、「心」は鍛えないからだと思います。今回のセミナーでは、まず心技体の考え方について解説し、次に脱力の方法と心技体の総合的練習方法について解説します。
「こころ」と「からだ」に関する考え方とメンタルトレーニング
・「こころ」と「からだ」は切っても切れない
・神と聖(下図参照→近藤英男:身体論の系譜I−身体文化の原点としての東洋的身体論一、日本体育学会第36回大会号、p.58、1985)、心身、mindとbody.
・自分の身体を感じ取る
・呼吸とリラクゼーション

空手道における心技体の総合的練習
・心:メンタル・トレーニング
・技:脱力、筋力の加重、タイミング、安定性、回転運動、基本、型、組手の科学的理論
・体:ウェイト・トレーニング
脱力の練習方法

・筋肉をゆるめる練習
・正中線を中心に上半身を回転させる練習
・テニスボールを使った練習
・下に突く練習
・突きでの応用

 セミナーに参加される方は、私が月刊空手道に現在連載している記事「強くなる秘訣」の3月号(1科学的理論と効果的練習方法)と4月号(2 メンタルトレーニング)を読んでおいて頂けると、今回のセミナーがより分かりやすいと思います。