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 キックテクニック編2

〜出合いの蹴り〜
 前回の「先の先」テクニックでは、あくまでも自分がリードし、相手を翻弄しつつ、自分から先へ先へと決めていく技を紹介した。今回の「先」テクニックでは出合いの蹴りを紹介する。相手のパンチの間合いでは蹴りはつぶされることが多い。だから、小さく、鋭く、且つスピードのあることが、必要とされる。また、蹴りで決めようとすることを見破られては元も子もないので、常にパンチの間合いでの組手スタイルを心掛けるようにすること。
 蹴りは決して難しいものではないので、パンチばかりに頼る事なく、俗にパンチの3倍の破壊力を持つと言われる蹴りを3倍の努力をもって身に付けてもらいたい。

<練習方法とポイント>
 カウンターをとらなければいけないので、お互いに遠い位置から間合いを詰め、危ないと思った瞬間に技を出す練習を行う。
 練習の際のポイントは、上半身をリラックスさせ、足の筋肉だけで軽く出す事から始め、次第に当たる瞬間に体重をのせるコツを覚えるようにする。

<例>
(1)相手の刻み突き VS 前足での刻み蹴り
(2)相手の中段突き VS 前足での上段回し蹴り

出合いの前蹴り

〜相手の刻み蹴りに対しての流し受けと同時の回し蹴り〜

Point 蹴り足のつま先を相手に向け、自分の上半身を相手にさらさないようにする。

仕掛けての刻み回し蹴り

〜相手の前拳をおさえての刻み回し蹴り〜

Point 相手を膠着させるような技をだし、それと同時に小さく回し蹴りで相手の中段を決める。相手に突きの攻撃だと思わせる事も効果的。

上段へのコンビネーション

〜右の逆突きで相手の中段を殺しての右の回し蹴り〜

Point 左足の軸足をアウトに持って行き、体勢が大きくぶれない様にショートの回し蹴りを出す。

スイッチからの前蹴り

〜足を切り返しての前蹴り〜

POINT 相手の中心線から45度の角度で切り返して、さらに前拳でのおさえ捌きが必要。

フェイントからの後ろ蹴り

〜相手を膠着させる動作からの後ろ蹴り〜

POINT 接近し過ぎると相手の技を食らうのであまり間合いに入り過ぎないようにする。回転することができるだけの間合いが必要。

ワンツーからのフック
ショートフック
ロングフック

〜ワン、ツーのあとの前足での2種類のフックキック〜

POINT 相手に密着して離れ際にさがりつつ蹴る。もし相手が逃げるような時は寄り足を使って近づく。