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(ロシア和道会空手道連盟ホームページ内)

 去る9月14・15日、和道会初、海外での世界規模の大会「和道会空手道ワールドチャ ンピオンシップ2002」が開催された。ここ数年、海外勢も目を見張るほどの水準 の高さをみせており、王者日本がそれに迎え撃つという激しい展開を見せた。

 今回の大会、日本からは杉浦健五団長はじめ役員14名、選手・監督・コーチ31名の大派遣団がモスクワに赴いた。9月11日成田を発ち、同日の17:00頃(現地時間)モスクワに到着。

 12日から選手と役員は別行動となり、選手は午前中は体慣らし程度に軽く運動をし、 午後2時間程汗を流した。役員は到着日の夜にロシアの和道会役員と顔合わせをし、 早速ミーティング。

13日は、箱石中央技術本部長を中心に技術講習会が行われ約80名の受講者が汗を流 し、講習会終了後に実技段位の審査会も行われた。選手は試合前の調整や出場登録、 IDカードの作成などを行った。役員は昨日に引き続き技術講習会、審判セミナー、会議等夜遅くまで業務が続いた。

 14日大会当日、計量の後お昼前にやっと競技がスタート、男女個人形、女子個人組 手(-53、-60、+60、オープン)、男子個人組手(-60)、男子団体組手 が行われた。途中、式典・アトラクション・演武などを交え一日目の終了は21: 30であった。

 15日大会二日目、男女団体形、男子個人組手(-65、-70、-75、-80、 +80、オープン)、女子団体組手が行われた。
 組手においての外国人選手(特にロシア)の技術レベルの高さ、身体能力の高さが目立ち、日本は苦戦を強いられたが女子個人(-60)で平田悠野が優勝。形は全種目日本が優勝を飾り、今後の外国勢の追い上げは間違いないところだが、男子団体形のワンシュウの分解演武は高い評価を得た。
 大会全体を見る限り、全体にまとまりのある良い大会だった。特に各種目の決勝戦の盛り上げ方やアトラクション、演武、表彰式などの演出がよくできており、競技者と観客が一体感をもてるように配慮されている印象をもった。競技終了後サヨナラパーティーが行われ、選手たちは試合の緊張から解放され各国の和道会の仲間と楽しい時間を過ごした。翌日、ロシア和道会の役員の方々に見送られモスクワを後にした。