選抜東海予選 御殿場西6種目制覇! | JKFan NEWS International (空手ワールド)

選抜東海予選 御殿場西6種目制覇!

2010年11月13日〜14日、岐阜県岐阜市にある岐阜メモリアルセンターにて、東海地区4県(愛知、静岡、岐阜、三重)より代表校、代表選手が集い、「第32回東海高等学校空手道選手権大会」が開催された。各県のエントリー枠は、男女団体組手2校、男女団体形2校、男女個人組手8名、男女個人形4名ずつである。

また、この大会は鹿児島県において開催される「第30回全国高等学校空手道選抜大会」の予選も兼ねており、出場権をかけた熱闘が繰り広げられた。
御殿場西(静岡)が8種目中6種目で優勝し、気を吐いた。

◆男子団体組手
男子団体組手の部は、御殿場西(静岡)が1回戦、東邦(愛知)に4勝1敗、準決勝、県立岐阜商業(岐阜)に5勝0敗で勝ち決勝戦へ。

 もう一方のブロックからは、星城(愛知)が1回戦、池田(岐阜)に4勝1敗、準決勝、常葉学園菊川(静岡)に3勝2敗で勝ち決勝戦へ。

決勝戦、先鋒戦は御殿場西・杉山侑史が勢いづけ8対0で星城・井上公之に勝ち、次鋒戦は御殿場西・小野田守徒が8対で7星城・兼松晟也に競り勝って次に繋げた。続く中堅戦は、御殿場西・伊藤広矢と星城・年代海里との勝負は2対2で引き分け、勝負の行方は後半戦へと持ち込まれた。副将戦、御殿場西・秋山龍一が8対2で星城・横井寿貴に勝ち、ここで御殿場西の勝利が決定する。大将戦は星城・大原新汰が7対5で御殿版西・田坂叡史に勝ち、最終スコア3勝1敗1分で大会8連覇を達成した。

御殿場西のキャプテン山本智哉は「チーム全員で気持ちを一つにして、強気で戦うことができました。本当にうれしいです。」と喜びを語った。

◆男子団体形
男子団体形の部は、各県上位2校参加の8校がエントリー。御殿場西(静岡)が気迫のこもった「ジオン」を演武して優勝、8連覇を達成した。チームリーダーの掃詰は「チームみんなの気持ちが一つになり執念が相手より上回ったと思います。」と語った。

◆女子団体組手
女子団体組手の部は、常葉学園菊川(静岡)が1回戦、池田(愛知)に5勝0敗、準決勝、星城(愛知)に5勝0敗で勝ち安定した力を発揮して、決勝戦へ。

もう一方のブロックからは、御殿場西(静岡)が、1回戦、川越(三重)に5勝0敗、準決勝、県立岐阜商業(岐阜)に4勝1敗とこちらも勝負強さを発揮して決勝戦へ。

静岡県対決となった決勝戦、先鋒戦は御殿場西・茂木ゆりかが6対5の接戦で常葉学園菊川・増田真子に勝ち、次鋒戦は御殿場西・抜井菜美が9対5で常葉学園菊川・横井李保に勝ち優勝まであと1勝となった。続く中堅戦で御殿場西・勝亦若菜が11対3で常葉学園菊川・菅ヶ谷彩に勝ち、3勝をあげた御殿場西がここで優勝を決めた。副将戦は常葉学園菊川・金関恵理が8対8で御殿場西・福井晴香に勝ち、意地を見せた。大将戦の常葉学園菊川・坂元沙織と御殿場西・石田眞美は6対6の引き分けに。最終スコア3勝1敗1分で御殿場西の5覇となった。

御殿場西のキャプテン茂木は「これからもさらに練習を積んで、チームワークで全国選抜大会に臨みたい。」と語った。

◆女子団体形
女子団体形の部は、各県上位2校参加の8校がエントリー。御殿場西(静岡)が気迫のこもった「バッサイダイ」を演武して優勝し、大会9連覇を達成した。茂木主将は「チームメイトとお互い話し合い細かいところまで修正してきた。その集中力が発揮された。」と語った。

◆男子個人組手
男子個人組手の部には、32名がエントリー。御殿場西の秋山龍一が安定した力で勝ち上がり、準決勝で石川修哉(常葉菊川)と対戦し8対5で勝ち決勝戦へと進む。

もう一方のブロックを上がってきたのは、小野田守徒(御殿場西)。準決勝で長濱稔彰(常葉菊川)を下し決勝戦へ。

決勝戦は御殿場西高校同士の戦いとなり、秋山龍一が、長身から繰り出される突き技を上段中段に使い分け、8対3で勝ち、同門対決を制し、嬉しい初優勝を遂げた。

◆女子個人組手
女子個人組手の部には32名がエントリー。準決勝で茂木ゆりか(御殿場西・2年)と鳥居玲奈(星城・1年)の対戦となり、茂木が4対1で鳥居を破り決勝進出。

もう一方のブロックからは、増田真子(常葉菊川・2年)が準決勝で抜井菜美(御殿場西・1年)を8対5で下し決勝戦へ上がった。

決勝戦は、序盤から積極的な組手を展開した茂木が、増田を接戦の3対2で退け、うれしい初優勝を飾った。

◆男子個人形
男子個人形の部には、16名がエントリー。森田修平(常葉菊川・1年)が準決勝で、篠崎裕弥(御殿場西・2年)を3対2で破り決勝戦へ。

もう一方のブロックからは、掃詰友志(御殿場西・2年)が準決勝で年代海里(星城・1年)を3対2で破り決勝戦へ。

決勝戦は、スーパーリンペイを演じた森田が、ソウチンを演じた掃詰を4対3と気迫で破り優勝した。

◆女子個人形
女子個人形の部に16名がエントリー。茂木ゆりか(御殿場西・2年)が準決勝で尾上真名(中京大中京・2年)を4対1で下し決勝戦へ。
 
もう一方のブロックからは、山下真由美(東海大翔洋・2年)が準決勝で、服部あゆみ(川越・2年)を5対0で破り決勝戦へ。

決勝では貫禄のスーパーリンペイを演じた山下がアーナンを演じた茂木を7対0で下し、こちらもうれしい初優勝を飾った。

第32回東海高等学校空手道選手権大会(第30回全国高等学校空手道選抜大会東海地区予選)
(2010年11月13日〜14日 岐阜メモリアルセンター)

《組手》
◆男子個人[優勝]秋山龍一(御殿場西)[準優勝]小野田守徒(御殿場西)[第三位]石川修哉(常葉菊川)/長濱稔彰(常葉菊川)
◆女子個人[優勝]茂木ゆりか(御殿場西)[準優勝]増田真子(常葉菊川)[第三位]鳥居玲奈(星城・愛知)/抜井菜美(御殿場西)*
◆男子団体[優勝]御殿場西[準優勝]星城[第三位]県立岐阜商業/常葉菊川
◆女子団体[優勝]御殿場西高校[準優勝]常葉学園菊川[第三位]県立岐阜商業/星城*

《形》
◆男子個人[優勝]森田修平(常葉菊川)[準優勝]掃詰友志(御殿場西)[第三位]篠崎裕弥(御殿場西)/年代海里(星城)
◆女子個人[優勝]山下真由美(東海大翔洋)[準優勝]茂木ゆりか (御殿場西)[第三位]尾上真名(中京大中京)/服部あゆみ(川越 
◆男子団体[優勝]御殿場西[準優勝]常葉菊川[第三位]星城/県立岐阜商業
◆女子団体[優勝]御殿場西[準優勝]星城[第三位]川越

※ 男子は各種目上位4枠、女子は各種目上位3枠が、3月に行われる全国高等学校空手道選抜大会に出場。
*のついた選手、チームは優勝が推薦出場のため選抜大会に出場。

写真
6種目制覇の御殿場西高校

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