聖地・日本武道館に空手が帰ってきた!コロナ渦初の大会開催!第63回関東大学選手権2020 | JKFan NEWS International (空手ワールド)

聖地・日本武道館に空手が帰ってきた!コロナ渦初の大会開催!第63回関東大学選手権2020

大会結果

10月4日(日)、日本武道館において「第63回2020関東大学空手道選手権大会」が開催された。

今大会は、日本武道館の改修工事後最初の武道大会開催となる記念すべき大会。主催する関東学生空手道連盟は、コロナ禍においての選手、審判、運営、それぞれのあらゆる局面でのさまざまな感染防止対策を検討、準備に準備を重ねて、この度の開催実現にこぎつけた。

大会は無観客で実施。入館は選手とコーチ、審判と運営関係者のみとした。男女形、女子組手、男子組手の順で競技スケジュールを種目ごとに完結させ、終了した種目の選手・関係者は武道館から退館。武道館入館の時間も種目ごとにずらし、館内の密を避けるとともに、異なる種目の選手間の接触を制限した。

またすべての関係者は、武道館入館時の検温、試合中の選手以外は館内でのマスク着用を必須にし、各部屋での消毒、また大会前後2週間の行動表提出を徹底した。

競技においては、組手では従来の素面ルールから、口元にシールドをつけたメンホーを着用するルールに変更。形では、審判の密を避けるために従来の正面1列での採点位置から、2018年までの5箇所に分散しての採点とした。この対策を経ることで、いずれも気合の声を出すことが可能になり、熱気ある空手の試合が見られた。

結果、帝京大学が男女形、男子組手の3冠を獲得。いずれも優勝の瞬間のメンバーに学連最後の大会となる4年生が入ることはなかったが、4年生の花道を飾るべく1〜3年生が躍動しての優勝だった。

女子組手では国士舘大学が悲願の初優勝。本大会で過去2年、決勝で敗れていた帝京大学に3度目の正直で勝利した。1年生の永井カンナ、嶋田さららで2勝。昨年高校空手を沸かせたゴールデンエイジが、国士舘大学の新たな歴史をつくった。

結果詳細は10/23発売のJKFan12月号にて掲載予定

 

第63回2020関東大学空手道選手権大会(2020年10月4日/日本武道館)

《組手》
◆男子[優勝]帝京大学[準優勝]法政大学[第三位]国士舘大学/拓殖大学
◆女子[優勝]国士舘大学[準優勝]帝京大学[第三位]国際武道大学/日本大学

《形》
◆男子[優勝]帝京大学[準優勝]駒澤大学[第三位]慶應義塾大学/山梨学院大学
◆女子[優勝]帝京大学[準優勝]駒澤大学[第三位]拓殖大学/山梨学院大学

《優秀選手賞》
◆男子組手:毛利謙吾(拓殖大学)/関口徹昭(帝京大学)/山本匡悟(帝京大学)/宮﨑光(帝京大学)/鈴木晃成(帝京大学)/青山広樹(法政大学)/伊藤颯輝(法政大学)/須田和広(国士舘大学)
◆女子組手:奥田遥菜(日本大学)/片貝なずな(国際武道大学)/永井カンナ(国士舘大学)/芳賀由依(国士舘大学)/嶋田さらら(国士舘大学)/角豊実(帝京大学)/澤江優月(帝京大学)

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