【シリーズAチリ】日本、金5つ獲得。五輪レース益々混戦に | JKFan NEWS International (空手ワールド)

【シリーズAチリ】日本、金5つ獲得。五輪レース益々混戦に

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9月20日〜22日にチリ・サンティアゴにおいて『KARATE1シリーズA2019 サンティアゴ大会』が開催された。今年のシリーズA最後となる第4戦。世界中から延べ751のエントリーがあった。
日本からは延べ63のエントリーがあり、合わせて金メダル5個、銀メダル2個、銅メダル5個を獲得した。

今大会は2020東京オリンピック専用ランキングであるオリンピックスタンディングの対象ポイント大会。今大会を通じて、特に男子組手軽量級がますます混戦となった。

先日のプレミアリーグ東京大会で金メダルを獲得した男子組手-67kgの五明宏人が、今大会も強豪と次々と退けて2大会連続優勝。9月1日時点のランキングでは62位に止まっていたが、この2大会で一気に10位近くまでランクを上げそうだ。今大会銀メダルを獲得した男子組手-60kgの佐合尚人、7月のアジア選手権覇者の︎男子組手-67kgの篠原浩人の2人が切磋琢磨する軽量級の五輪代表レースに、五明も割って入る勢いだ。

今大会、日本からは自費参加の選手に加え、JKFジュニアナショナルチームとしては、10月に行われる「WKF第11回世界カデット、ジュニア&U-21空手道選手権大会」にU21の部で出場する日本選手を派遣。ジュニアナショナルチームは世界アンダー21大会の前哨戦と位置づけ、出場選手のうち2名がメダルを獲得した。

特筆すべきは男子個人形で優勝の菊地凌之輔。帝京大学2年の20歳だ。準決勝では本一将のいるグループで首位となり、決勝は西山走との日本人対決を制して自身初の国際大会金メダルを獲得した。本、西山というシリーズA優勝経験がある両選手に勝利、加えて男子個人形では現行のKARATE1プレミアリーグ・シリーズAを通して最年少優勝という大きな快挙を成し遂げた。10月の世界アンダー21大会でも活躍に期待だ。

【KARATE1 シリーズA2019 サンティアゴ大会結果 JKFホームページより】
https://www.jkf.ne.jp/result/sa_santiago_2019

【Sportsdata大会詳報】

https://www.sportdata.org/wkf/ausschreibungen/272/ResultBook.pdf

【日本選手のメダル獲得者】
<金メダル>
女子個人形:大野ひかる
男子個人形:菊地凌之輔
女子組手+68kg:斎藤綾夏
男子組手-67kg:五明宏人
男子団体形:国士舘大学チーム

<銀メダル>
男子個人形:西山走
男子組手-60kg:佐合尚人

<銅メダル>
女子個人形:岩本衣美里
女子個人形:尾野真歩
男子個人形:本一将
女子組手-50kg:多田野彩香
男子組手-84kg:嶋田力斗

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