7月号(5月21日発売)の「強豪道場の練習メニュー探求」は、日本傳剛柔流空手道志彰会 進武舘(三重県尾鷲市)です。 | JKFan NEWS International (空手ワールド)

7月号(5月21日発売)の「強豪道場の練習メニュー探求」は、日本傳剛柔流空手道志彰会 進武舘(三重県尾鷲市)です。

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好評連載中の特集「強豪道場の練習メニュー探求」。5月発売の7月号は、三重県南部・熊野灘に面した尾鷲市にて活動している日本傳剛柔流空手道志彰会 進武舘(舘長:兵後広明先生)です。

進武舘は、現在尾鷲市の中心部に本部道場を構えていますが、40年以上前に、兵後舘長の父親(兵後進さん)が開いた道場です。兵後舘長は幼少の頃から空手を習い始め、青春時代はフルコンの空手や総合格闘技の道場で研鑽を積み、またボクシングの経験をあります。その後、父親の道場で総合格闘技を教えていましたが、約5年前に父親から道場を引き継ぎました。その頃、ちょうど「全少に出て優勝したい」という熱意のある子ども達が集まってきました。そこで、総合格闘技をやめて、伝統派の空手を教えることにしたそうです。

道場を引き継いだ当初から、兵後舘長は子ども達と一緒にたくさん練習をして、全国大会での優勝を目標にしました。そして全少を見にいって、レベルの高さに驚いたと言います。そんな折に、三重県の地方都市の子ども達も少ない道場で、どうしたら強くなれるのか、ヒントを教えてくれたのが大阪の強豪道場・日本空手道三原会志新塾 矢倉道場の矢倉一先生でした。「初めて一緒に練習をさせてもらった時から自分の指導方針が一変しました。何といっても子ども達を惹きつける矢倉先生のスピリットに感銘を受け、自分もそうなりたいと思いました」(兵後舘長)。

さらに、競技での技術向上面では、自分の経験と矢倉先生に教わったこと、他の先生達に教えてもらったことを合わせて研究を重ねて、練習の内容を考えてきました。ボクシングのトレーニングを取り入れることもあります。
これらの指導の結果、この5年間で競技での成績も上昇。本年3月には、日々道場で稽古を積み、地元の高校に通う伊藤藍選手(県立尾鷲高校2年・全空連ジュニアナショナルチーム所属)が第40回全国高等学校空手道選抜大会女子個人組手-53Kgで優勝しました。
さらに近年では、2019年の全少では組手で2名が3位に入賞、2018年には同じく組手で2名が3位に入賞など、様々な大会で複数の優勝者・入賞者を輩出してきました。

「競技での好成績は、何よりも子ども達のやる気が一番の要因です」(兵後舘長)。

今回は、空手につながる様々なハードな身体トレーニングや実際の試合での状況を想定した組手練習など、工夫された練習メニューを中心に紹介してもらいました。
詳細は、5月21日発売の7月号で掲載いたします。ご期待ください。
(なお、取材・撮影にあたり、選手は練習時のみマスクをはずし、一定時間にて練習場所の換気をするなど、感染対策を十分に行いました。)

舘長の兵後広明先生

本年の全国高校空手道選抜大会女子個人組手-53Kgで優勝した伊藤藍選手

日本傳剛柔流空手道志彰会 進武舘の皆さん

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