11月22日(土)、長野県長野市のホテルシャトレーゼ長野 3階白鳳にて、「誠拳会空手道場創立五十周年祝賀会」が盛大に開催されました。
誠拳会は昭和50(1975)年、初代会長の丹下信吾先生(日本空手協会所属)の手により長野県須坂市にてスタートしたことに始まります。
丹下信吾先生は2000年8月60歳で他界し、丹下先生の遺言により誠拳会の1期生である現会長の中村宣之先生が道場を継承しました。中村先生の補佐役として、後輩だった現日本航空高校・附属中学校空手道部監督の樋口大樹先生があたり、樋口先生が日本航空に雇用されるまでの6年間、共に指導しました。
現在誠拳会は、長野市・須坂市・中野市・安曇野市において6道場を展開し、道場生数は250名程、指導員は10名の体制で活動しています。
地域貢献、社会貢献、人間力を身に着けた青少年の育成を目標に活動し、競技面では、2010年から2025年まで全少において連続入賞を果たしているほか、全少選抜でも開始以来連続入賞を継続中。2024年度の全少選抜(横浜)では、道場生が団体組手男子優勝に大きく貢献したことは記憶に新しいところです。
また、全中選抜でも女子個人組手で優勝経験あります。
50周年記念祝賀会には、長野県内外から260名が出席。誠拳会須坂・稲里道場代表の大峡正臣氏の開会のことばに始まり、中村宣之会長が主催者挨拶を行い、「2000年の夏に丹下先生が亡くなってから早いものでもう25年です。必死で走り抜き誠拳会の看板を、教えを守り続けてきました。紆余曲折ありましたが、空手を続けてきて本当に良かったと噛み締めています。今後も未来ある子供達のために、誠拳会はまたここから全力の愛で突っ走って行きます。そして、さらに地域貢献、社会貢献できる人材の育成と自ら考え行動できる人間力を育んで参ります」と挨拶しました。
来賓代表祝辞は長野県空手道連盟会長の根橋寛氏が行い、鏡開きと続き、乾杯は長野県空手道連盟副会長の油井周二氏が行いました。
祝宴では、丹下先生の紹介として丹下先生の在りし日のDVD放映、形演武は長野県出身で現慶應義塾大学空手道部コーチの杉野拓海氏と子息の鴻輝さんが行い、宴に華を添えました。
万歳三唱は長野県空手道連盟事務局長の鈴木達三氏が行い、最後は大峡正臣氏の閉会のことばで式典は締めくくられ、「誠拳会空手道場創立五十周年祝賀会」は盛況の中、滞りなく閉会となりました。
(寄稿、写真提供)
JKFanでは、12月23日発売の2026年2月号に掲載予定。










