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 さあ、今日から待ちに待ったロサンゼルス夏合宿が始まります。
  集合時間は十一時半ですが、自分が十一時過ぎに福岡国際空港に着いたときには、もう既に魚見さんを含むほぼ全員が揃っており、皆も楽しみにしてやる気があるんだなと感じました。ここから三回生が合宿の指揮をとりますが、荷物を預けたり、1つ1つ手続きを済ませて、今のところ上手くいっています。
 全員での写真撮影には、見送りに来て頂いた四回生の徳元先輩、上利先輩、二回生の西村、一回生の木佐貫と新富、そして瓜生夫妻も入られて、全員が夏合宿が成功するようにと思ったことでしょう。日本での出国審査は、多少、荷物の関係で遅れましたが、問題なく13時45分発のソウル行きの便に乗れました。ソウル行きの約一時間の機内では、自分は機内食は無いと思っていたので、自分で用意しておいたサンドイッチと牛乳を取ったあとに、機内食も食べて苦しい目にあってしまいました。飛行機を降りてねロサンゼルス行きの便への乗り換えですが、搭乗口を間違えて、行き過ぎてしまいました。後で正しい乗換え口がわかり、何とかなりましたが、三回生は失敗することはできないと気を引き締めました。ロサンゼルス行きの待ち時間には、西村監督は拳ちゃんははしゃぎ回り、みんなと遊んで楽しそうでした。
 待ち時間の間に慶野さんと合流するのですが、西村監督も初対面だそうで、無事会うことができるのか心配でしたが、搭乗口も探して頂いて、自己紹介もされて、 無事合流できました。ロサンゼルス行きの便に乗り込み、これから10時間ほどの飛行機の旅になります。機内では、本を読んだりトランプをしたり、話して騒いだりしています。魚見さんも一年生と楽しく話していて、早く馴染めているようです。ふと振り返ると、一年生の四人が騒ぎ疲れたのか、同じ列の四人がうつ伏せて同じ格好で寝ていました。ロサンゼルス空港に着いて、入国審査の待ち時間が長かった後、久しぶりにお会いする阿部先輩と原田さんが合流されて、外来から参加される四名の方が揃い、三回生としては一安心です。さあ、今から楽しみなロサンゼルス市内観光です。

 時間をアメリカの時間に合わせると、まだ昼の2時45分、9月3日をまだまた過ごせます。専用バスから眺める景色は広大で、またガイドさんの説明で、有名人のアーノルド=シュワルツネッガーの家があるとか、昔、マリリン=モンローがアルバイトしていた場所だとか、映画ダイ・バードの舞台に使われたビルだとか、聞くとやはり凄い街なんだなと驚かされます。最初に行くサンタモニカは若者の街で昼食を食べる予定です。いくつかの場所を回るため、一箇所に長い滞在はできませんが、昼食を食べたサンタモニカでは、自分達男子は、Burgur King というハンバーガー店で食べてねジュースの紙コップの大きさが馬鹿でかいことやトイレを使用するのに25セント必要だということで驚きました。次の観光場所、ビバリーヒルズでは、ブランドの店、ルイビトンやプラダなどが多く、学生の自分達が買えるのは無さそうでした。まとまっていったナイキショップでは、日本と同じような感じもしましたが、日本よりも最新のものを扱っているようで、流行をいち早く捕らえていると感じました。また、日本とは違い、消費税が8%ぐらいで国によって仕組みが異なるのだと感じます。次に行った観光場所では、映画で有名なハリウッドです。劇場には、映画の試写会があったようで、多くの人たちが行列を作ってました。また有名な俳優・女優の手形、足形がたくさん並んでいるところでは、おかみさんはスターウォーズのR2というロボットの足形と写真を撮られていました。
  これで夜も七時前でロサンゼルス市内観光も終わり、ホテルへと向かいます。でもその前に、レストランのディナーは高すぎるかもしれないので、途中でスーパーマーケットに寄って貰い、晩御飯の調達です。店内ではいきなりでっかい59セントのスイカ(ウォーターメロン)を見つけた一回生の岩崎と櫨川は「スイカ割りをやろう!」と言っています。物価も日本より安くて一つ一つの品物も大きく、少ないお金でたくさんのものが買えるようです。買うものを決めて、レジに並ぼうとすると行列ができていて、キャリーカードも大きすぎてね人が通路を通れない位でした。あまり先に進まないレジを待っていて、ふと周りを見渡すと、自分と日永田先輩しかいません。他の人は既にバスの中で待っており、自分たちは急いでバスに戻りました。
 合宿中に一日だけ泊まるホテルは綺麗な所でしたが、周辺がオフィス街で何も無い上に危険なため、外出することができず、楽しみにしていたフリータイムが無くなり、みんな残念そうです。でも明日はユニバーサルスタジオへ行きます。その為に今日は夜遊びをせず早めに眠り、明日に備えることにしましょう。