第19回西村誠司組手テクニックセミナー

福岡市立油山青年の家

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第19回西村誠司組手テクニックセミナー指導内容


今回は競技大会で選手と指導者からの最も要望の高い「自分の間合いの作り方」「居つかないコンビネーション」「返し技」をメインに取り上げて中心に行いたいと思います。この自分の間合いで戦うという事が、勝者への第1条件ですので、大切なポイントですが、突き技・蹴り技の習得よりも「間合い」を確立・つかむ・自分が相手をリードする・などの分野は大変難しく、対人相手の格闘競技なので、相手との空間・タイミング・心の駆け引き・騙し・恐れ・驚き・などを理解して踏まえて行うことが大切です。

間合いの作り方

  1. 前拳のリード・置き場所・使い方・(控え拳の使い方)
    「左が世界を制する」とボクシング界で言われているように、前拳のリードが大切。攻防一体のテクニックを紹介。
  2. 「間合い」の確認練習
    相手との攻防を一寸(3センチ)で見切る練習。これによって、自分の「間合い」を確認する。
    つぶす・乗る・捌く・引き込む・流す・など。
  3. 中心線の置き方
    大切な中心軸をどこにおくか?攻めて重視の姿勢・受け重視の姿勢などを解説する。
  4. 膝の使い方
    膝の角度・膝の抜き・踵の使い方・サイドからの膝使いなど紹介

居つかないコンビネーション

  1. ワンツーからステップバック逆突き(前傾上段)
  2. ワンツーから左回し蹴り、右中段突き、右裏回し蹴り
  3. 逆・逆突きから、足払い及び裏回し蹴り
  4. ワンツーから切り替えて、右裏拳、右回し蹴り
  5. その他。

返し技

  1. 相手右中段突きに対し、左前足を引く、前傾上段返し・左回し蹴り
  2. 相手右中段回し蹴りに対し、蹴返し中段蹴り、右上段突き
  3. 相手ワンツウに対し、切り返しの裏拳、右裏回し蹴り
  4. 相手前蹴りに対し、吸い込みの返し技
  5. その他。

間合いを制すると言うことは、全ての戦いに通じることで、パワーとスピードが他人より長けていても、タイミングが外れていれば、勝負はOである。相手あっての間合いなので、出来る限り初見の相手とのスパーリングを行うことが大切です。何度も軽いスパーを心がけてください。

西村 誠司