西村誠司組手組手テクニックセミナー指導内容

今回は競技大会で選手と指導者からの最も要望の高い「自分の間合いの作り方」「居つかないコンビネーション」「返し技」をメインに取り上げて中心に行いたいと思います。この自分の間合いで戦うという事が、勝者への第1条件ですので、大切なポイントですが、突き技・蹴り技の習得よりも「間合い」を確立・つかむ・自分が相手をリードする・などの分野は大変難しく、対人相手の格闘競技なので、相手との空間・タイミング・心の駆け引き・騙し・恐れ・驚き・などを理解して踏まえて行うことが大切です。

間合いの作り方

  1. 前拳のリード・置き場所・使い方・(控え拳の使い方)
    「左が世界を制する」とボクシング界で言われているように、前拳のリードが大切。攻防一体のテクニックを紹介。
  2. 「間合い」の確認練習
    相手との攻防を一寸(3センチ)で見切る練習。これによって、自分の「間合い」を確認する。
    つぶす・乗る・捌く・引き込む・流す・など。
  3. 中心線の置き方
    大切な中心軸をどこにおくか?攻めて重視の姿勢・受け重視の姿勢などを解説する。
  4. 膝の使い方
    膝の角度・膝の抜き・踵の使い方・サイドからの膝使いなど紹介

居つかないコンビネーション

  1. ワンツーからステップバック逆突き(前傾上段)
  2. ワンツーから左回し蹴り、右中段突き、右裏回し蹴り
  3. 逆・逆突きから、足払い及び裏回し蹴り
  4. ワンツーから切り替えて、右裏拳、右回し蹴り

その他

返し技

  1. 相手右中段突きに対し、左前足を引く、前傾上段返し・左回し蹴り
  2. 相手右中段回し蹴りに対し、蹴返し中段蹴り、右上段突き
  3. 相手ワンツウに対し、切り返しの裏拳、右裏回し蹴り
  4. 相手前蹴りに対し、吸い込みの返し技

その他

間合いを制すると言うことは、全ての戦いに通じることで、パワーとスピードが他人より長けていても、タイミングが外れていれば、勝負はOである。相手あっての間合いなので、出来る限り初見の相手とのスパーリングを行うことが大切です。何度も軽いスパーを心がけてください。
ハンドミットを2人に一組は必要です。持参下さい。

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