第55回和道会全国空手道競技大会が、8月17日(牛久運動公園体育館)、18日(日本武道館)の2日間にわたり開催されました。

開会式では、和道会会長の龍野順久大会会長が「この日本武道館で来年、オリンピックが開催されます。そして本日はご来賓として、公益財団法人全日本空手道連盟の笹川堯会長、柴山昌彦文部科学大臣にお越しいただきました。お礼申し上げます。
これまでになく、和道の選手は目覚ましい活躍をみせています。その中の一人、九州地区本部所属の西村拳選手(全空連ナショナルチーム)は、東京オリンピック男子組手-75sの代表入りが期待されています。そこで和道会として全面的に西村選手を応援します」と述べられました。

一般男子有段形の決勝戦は、前回王者の伊藤瑠威選手(愛知大学)を制して勝ち上がってきた古橋卓也選手(名空会瀬戸)と伊藤祥太選手(秀道館)の対戦。伊藤祥太選手が王座に返り咲きました。

伊藤祥太選手は「(前回大会の王座陥落から)和道の形を見直し、自分とも向き合う1年を過ごしました。髪を丸刈りにしたのは、これまでの自分を捨て初心にかえり、新たな覚悟を表したかったからです。ここに、たどりつけて、ほんとうに嬉しいです」とコメントしました。

大学生男子組手団体の決勝戦は、大将戦までもつれこむ大接戦となり、前回大会に続いて明治大学が立教大学を下し、優勝しました。

生涯空手道を目指す和道会では、シニア選手も目覚ましい活躍をみせました。

シニア男子50歳以上組手では、藤本秀樹選手(神岡道場)が5連覇しました。藤本選手は9月に開催される日本スポーツマスターズ2019で選手宣誓を務めます。

シニア女子40歳以上組手では、斉藤師保選手(一道塾)が見事10連覇を達成しました。

写真
和道会の龍野順久会長と西村拳選手

写真
選手宣誓は内田千奈美選手(誠和会)

写真
少年錬成 掛け声は荒川尊祐大会副実行委員長

写真
一般男子有段形で復活優勝した伊藤祥太選手(秀道館)

写真
一般男子大学生男子組手団体の決勝 副将戦(明治大学・佐々木京也選手)

写真
シニア男子50歳以上組手で5連覇した藤本秀樹選手(神岡道場、左)と準優勝の長谷川晃選手(名空会)

写真
シニア女子40歳以上組手で10連覇の斉藤師保選手(一道塾)