1月25日(土曜日)、26日(日曜日)の2日間にわたり、「令和元年度第3回和道ナショナル強化合宿および第3回審判講習会」が、南長崎スポーツセンター総合競技場(東京都豊島区)で開催されました。

ナショナル強化合宿および審判講習会には、指定選手、準指定選手、一般参加の選手、審判員併せて145名、講師の先生方を加え総勢166名が参加しました。

【強化合宿の参加者】
指定選手(組手18名、形10名)
準指定選手(組手19名、形8名)
一般参加選手(組手44名[-21級10名、高校生19名、中学生15名]、形19名[-21級1名、高校生1名、中学生17名])

【審判講習会の参加者】
組手審判員(20名:全国8名、地区6名、他6名)
形審判員(7名:1級2名、他5名)

【実技講習会/指定・準指定選手選考会】

開講式で、和道会副理事長の前田利明先生は、「東京2020オリンピックでは、組手コーチの西村誠司先生のご子息である拳君が、日本を代表としてよい成績を上げてくれることを願っています。みなさんも、いつもベストの状態で自分の力を精一杯発揮できるよう、日々精進してください。健闘を祈ります」と挨拶しました。

1日目は、ウォーミングアップの後、形と組手に分かれて基本および個別強化を行いました。形の指導は、嶋本千秋先生、佐々木清巳先生、篠原正道先生、伊藤康夫先生、志村耕一先生。組手は、村瀬一三生先生、渡辺義昭先生、西村誠司先生、山崎博先生、杉浦大祐先生が指導されました。

2日目は前日に引き続き、午前は形と組手に分かれ強化練習、午後は、新中学生、新高校生の参加が増えて元気溢れる指定・準指定選手選考会となりました。

技術委員会副委員長の嶋本千秋先生は、「東京2020オリンピックが開催されます。空手は、武道の聖地・日本武道館が会場となります。和道会ナショナルチームの西村拳選手を応援して大いに盛り上げていきましょう」と述べました。

競技力向上部会部会長の佐々木清巳先生は、「毎年この合宿に出られた選手のみなさんは、好成績を残しています。一生懸命学び、学んだことを体得して帰っていただきたい」と選手に奮起を促しました。

選手強化部部長の村瀬一三生先生は、「次代の西村拳君を目指せる素質のある選手が何人もいます。審査では勝ち負けだけを見ているのではありません。いまある自分をしっかり出してください。そうすれば負けたことも糧になり、明日に繋がります。そういうタフな選手になっていただきたい」と選手を激励しました。

【審判講習会/組手審判員資格審査】

組手審判員講習会では、佐藤壽一先生、沖野義次先生、佐野武司先生、野崎宏先生が講師を務め、全空連の最新ルール情報による要点の説明および解説を座学で学びました。実戦方式の講習では、一部修正されたルールを必要都度、各競技終了後に事例の検証を行いました。 1級・2級組手審判員の審判員資格審査では、佐々木清巳先生が審査委員長、審査員を佐藤壽一先生、沖野義次先生、渡辺義昭先生が務めました。 合格したのは、伊東範幸氏、若林由貴氏、小松拓也氏、ピーター・ラーソン氏、水野くみ氏の5名です。

形審判員講習会では、資格制度部会部会長の志村耕一先生が講師を務めました。参加者は、道衣を着て実際に演武しながら減点、加点ポイントを学習。形の選考会で各選手の模擬採点を行いました。

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1日目参加したみなさん

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2日目、講師の先生方

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2日目参加したみなさん

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形審判講習会 志村耕一先生(左3人目)

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形 指定・準指定選手選考会

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組手 指定・準指定選手選考会