中国和道会は、次回開催される和道の世界大会へ向けて、日々の稽古と心身の鍛錬を続けています。

2001年に道場を開設

杉浦大祐先生(JKF和道会七段位)が代表を務める中国和道会が昨年、創立20周年を迎えました。

中国和道会は、故・杉浦健五先生の指導の下、杉浦錬成塾の上海支部として2001年に道場が開設されました。
寺島雄三郎先生の支援を受け、1973年より進出していた香港正空会と共に和道会総本部の認可を取得し、「中国和道会」として活動しています。

その後、愛知・龍城会の山田克宏先生が北京駐在になられ、華北地区での指導体制が充実しました。これに伴い現在は、北京、河北、安徽、上海、広東、香港の6支部16道場にまで成長し、100余名の黒帯会員と4歳から50歳代までの数百名の会員が稽古に励んでいます。

毎年開催される全国技術講習会兼昇段審査会には、総本部の温かい支援の下、嶋本千秋先生をはじめ、村瀬一三生先生、甲畑信二先生、篠原正道先生、その他、日本の多くの先生方が訪中され、ご指導をいただいています。

2010年から参戦している和道の世界大会では、2015年(名古屋)、2018年(イギリス)に、団体と個人で表彰台に上ることができました。

また、近年は訪日ビザの免除と共に日本での講習会や合宿、練習に参加する機会が増えました。訪日時に窓口になっていただいている志村耕一先生が指導をされる東京・荒川道場への出稽古が人気となっています。

昨年6月より対策をとって稽古を再開

新型コロナ(COVID-19)の感染拡大の影響により、昨年2月には職場や学校がすべて閉鎖され、道場も5月まで休止となりました。6月から、人数制限や出入口での検温・マスク着用を徹底するなど管理の下、数ヶ月の準備期間を経て、中国和道会傘下の各支部は、本格的に活動を再開しました。

現在、中国では、局所的に発生するコロナ感染による一時的な制限はあるものの、通常練習でマスクやフェイスシールドは義務化されておらず、これまで通りです。大会も無観客ではありますが、開催できるようになりました。

次回開催される和道の世界大会で表彰台の頂上に立てるよう、全員一丸となり、日々の稽古と心身の鍛錬を続けたいと思っています。 

写真
2020世界空手DAY百練形

道場の写真1
北京支部

道場の写真2
広東支部