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組手テクニックセミナー参加へのお礼

拝啓
 師走の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。日頃は大変お世話になっております。
 さて、12月6−7 日の第10回組手テクニックセミナーにおかれましては、大変ご苦労さまでした。
 今回は大分県空手道連盟のご協力を得て、湯の町湯布院にて立派な建物である青年の家で行なう事が出来ました。
 遠くは長野・大阪・広島・岡山など色々な遠隔地から約130名のご参加いただき、誠に有り難う御座います。

 今回、「直線的な動き」をテーマに考慮しました内容はいかがでしょうか。「正確な極め」「居付かない動き」「残心」「寄り足ステップ」「フリースパー」など難しいと思われるテクニックもまず、考えて動く事から修得しなければ始まりません。体得し大会で実際にどんどん使ってみてください。若い方のほうが柔軟に取り入れられると思います。特に身に付けるまでに時間を要しますが、あきらめずに繰り返し練習ください。

  湯布院では、厳しい寒さもありながら、全員が汗を吹き出しながら、一生懸命、素晴らしい動きを行なっている現実を見ますと、指導者としても嬉しいですし、柔軟な考え方、世界での動きの研究、創意工夫をもっと行なっていかなければと思いました。

 将来の空手種目オリンピック候補として皆さんの活躍を期待したい所です。今後も海外での良い空手を日々勉強して、情報をまた、皆さんにフィードバックしたいと思ってます。 各大会に良い成績を上げることはもちろん、世界に目を向けていただき数多く、ナショナルチーム入りする選手に育ってくれますことを期待しております。

 また、次回のセミナーは2004年2月7−8日に福岡社会教育総合センターにて一泊二日の予定しております。
 JKfanでおなじみの「勝者の実践科学」の今村裕行先生をお招きして、合同で計画しております。ご期待ください。

 良いクリスマス・お正月をお迎えください。
 ご自愛下さい。
敬具

 
福岡大学 空手道部 監督
              西村誠司