層厚くしのぎ削る戦い!第40回関東ミニ国

40回目を迎えた関東空手道選手権大会。トキめき新潟国体出場をかけて東京、埼玉、群馬、栃木、茨城、神奈川、山梨の1都7県241名の精鋭たちが一堂に会した。

大会名:第40回関東空手道選手権大会
(平成21年8月22日、23 浦安市運動公園総合体育館)
主催: (財)全日本空手道連盟関東地区協議会、浦安市、浦安市教育委員会、ゆめ半島千葉国体浦安市実行委員会
主管: 千葉県空手道連盟

情報提供: 「唐手なかゆくい」http://karate.skr.jp/nakayukui/

【成年男子形】
3名のナショナルチーム選手を含む16名の熾烈な戦いが繰り広げられた。1回戦で内海、準決勝で栗原に勝利した大木格が決勝に駒を進めた。もう一方は予選を全て5-0で
勝ち抜いた千葉の大木貴博。赤の大木格はチャタンヤラ、青の大木貴博はスーパーリンペイとどちらも自身が得意とする形を演武。判定は5-0で大木格に軍配があがり、大木対決を制した。尚、敗者復活戦で栗原一晃が3位となった。

【成年女子形】
決勝戦に駒を進めたのは、東京代表の渡辺由希と山梨代表の矢野彩。1回戦で清水由佳を5-0で下した矢野は勢いに乗って予選全てを5-0で勝ち上がり、決勝コートへ。
先攻する赤の矢野がキレのあるチャタンヤラクーシャンクーを演武すると、この試合に全てを懸けると臨んだ青の渡辺はパワー溢れるウンスを演武。判定は3-2で青の渡辺が勝利した。尚、敗者復活戦で荻原知佐が3位となった。

【少年男子形】
インターハイの興奮冷めやらぬ少年男子形試合、リベンジに燃える高校拳士の熱戦が繰り広げられた。
決勝に勝ち上がったのは高橋亮太(千葉)と吉田直之(千葉)先攻の高橋はスーパーリンペイ、後攻の吉田はゴジュウシホショウを演武。結果は4-1で吉田直之が優勝を手にした。
インターハイチャンピオンの吉田裕太は初戦で戸口大輝に敗れ、準優勝の中村英晃は2回戦で吉田直之に敗れ、第三位の中嶋俊文も初戦で牧彰人に敗れる結果となった。いずれも第一指定形および第二指定形の勝負で苦戦を強いられた。尚、敗者復活戦で戸口大輝が3位となった。

【少年女子形】
決勝に勝ち上がったのは、岩戸美紗と川崎衣美子。お互いに勝負を避けて通ることが出来ない2人の頂上決戦となった。
先攻の岩戸はチャタンヤラクーシャンクー、一方の川崎はアーナンを演武。判定は赤4本、青1本で赤の岩戸に軍配が上がった。
尚、敗者復活戦で岩田樹里が3位となった。

【男子団体形】
決勝は千葉県と山梨県の対決。千葉県の重久チームはウンスー、一方の大木格率いる山梨県チームはパイクーを演武。結果は3-2で山梨県が優勝した。

【女子団体形】
決勝は山梨県と埼玉県の対決。両チームともスーパーリンペイを演武。結果は5-0で山梨県が勝利した。

【成年男子組手軽量級】
決勝は2回戦で減量に減量を重ねて軽量級で出場した平山真也と3回戦で優勝候補の竹川穣を破って勢いに乗る澤木龍誠と圧倒的な強さで勝ち上がった清水良介の対決。
一進一退の攻防で2-2のまま延長戦に突入する。最後は集中力が一歩上回った清水が決勝ポイント決めて軽量級を制した。

【成年男子組手中量級】
決勝戦、猪越悠介vs飯村吏毅哉。飯村は試合直後から攻め続け連続で7ポイントを決める。猪越も反撃のチャンスを伺うも飯村の猛攻に押され、7-0で飯村が中量級優勝を果たした。

【成年男子組手重量級】
決勝戦に駒を進めたのは東京代表の羽柴紘一と千葉代表の長田繁洋。羽柴は幸先よく突き技でポイントを重ねる。長田が反撃に出ると羽柴の重たい上段突きが長田の顔面を捉え、長田が出血し、羽柴にペナルティーが科された。その後も羽柴は攻撃の手を休めず果敢に攻め続け、5-2で羽柴が重量級を制した。

【成年男子組手無差別級】
決勝は中村豪秀(東京)と松本隆弘(東京)の東京対決。互いに手の内を知っている両者だけに一進一退の攻防が続く。双方とも2ポイントずつを決めた時点で時間となり、2-2で延長戦に突入する。先取り勝負に両者の駆け引きが続く……。次の瞬間、両者が技がぶつかり合い、審判のヤメが響き渡った。判定は青を指し中村が松本を下して無差別級の優勝を手にした。

【成年女子組手軽量級】
決勝戦は三村桃子(神奈川)vs坂本麻代(群馬)双方とも攻撃のチャンスを伺い、間合いを計るも時間だけが過ぎていく。0-0で時間となり延長戦となる。結果は集中力で勝った坂本が延長戦を制して女子軽量級のチャンピオンとなった。

【成年女子重量級】
決勝戦は茨城県代表の前嶋小百合と千葉県代表の柴山恵理香。素早い上段の連突きで前に出る前嶋、一方の柴山は前嶋の中段を抜いてポイントを重ねる。攻防の激しさは、試合中盤で柴山のコンタクトが外れるトラブルからも伝わって来た。前嶋の意地と柴山の執念がぶつかり合う激しい攻防。結果は8-3で柴山が勝ち、悲願の優勝を遂げた。

【成年男子団体組手】
決勝に勝ち上がったのは埼玉県と東京都。先鋒戦、清水良介vs丸山綾は8-3で清水良介が勝利。次鋒戦、渡邉大輔vs高橋真実は8-0で渡邉が圧勝。中堅戦、羽柴紘一vs佐藤裕也は9-1で羽柴が圧勝し、副将、大将を残して東京都が団体戦を完全制覇した。

【成年女子団体組手】
決勝に勝ち上がったのは栃木県と東京都。先鋒戦、廣瀬まりvs吉田美明は4-2で廣瀬まりが勝利。中堅戦、森友里恵vs石川茉奈は8-4で森が勝利し、大将戦を残して東京都が女子団体戦を制覇。

【少年男子組手】
決勝は山梨代表の栗田秀哉と群馬代表の今川雄裕の対戦。序盤から中段突きを決めて、ポイントを重ねる栗田。その後も今川に反撃のチャンスを与えず4-0で完勝した。

【少年女子組手】
競合ひしめく少年女子組手。誰が優勝しても不思議ではない、この決勝戦の舞台にコマを進めたのは廣瀬まり(東京)と清野愛莉(神奈川)。両者とも激しい予選トーナメントを勝ち上がっての決勝を迎えた。開始直後から廣瀬が激しい攻撃を繰り出し清野を圧倒する。連突きによる技ありで2ポイント、崩しからの突きで一本で3ポイントなど多彩な攻撃を見せる廣瀬。清野も反撃して必死に喰らい付くも廣瀬の勢いは止まらず8ポイントの差をつけて圧勝した。

試合後、廣瀬まりは
「優勝できて良かったです。今後も大暴れして行きたいと思います。」
と語った。

写真
少年女子組手の廣瀬まり