7月号(5月21日発売)の特別企画は「夙川高校空手道部 その伝統を絶やさず(仮称)」です。 | JKFan NEWS International (空手ワールド)

7月号(5月21日発売)の特別企画は「夙川高校空手道部 その伝統を絶やさず(仮称)」です。

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得意形のパープーレンを演武してくれた。

4月17日(土)、先月の全国高校選抜大会・女子団体形において通算10度目(8大会振り)の優勝を果たした学校法人須磨学園 夙川高等学校空手道部(神戸市兵庫区)を取材しました。

夙川高校は、空手道部のほか、柔道、陸上部などの活躍が全国的に知られています。
同校空手道部は、前高校名の夙川学院高校時代の1967(昭和42年)に創部され、今回の全国選抜女子団体形10度の優勝(3連覇1度、2連覇1度)のほか、全国選抜女子団体組手5度の優勝、またインターハイの女子団体組手でも準優勝が3度など、全国の強豪として知られてきました。

数々の実績を残してきた空手道部ですが、昨春には長年にわたり空手道部を率いた前監督が退任し、現在、監督をOGの渡部友華さんが外部指導者として務め主に組手の指導を行い、形は同じく外部指導者として加藤真哉先生(糸東流修交会空手道連合 飛翔館だいち支部長)が指導しています。

このように外部指導者やOGなどが指導する形になりましたが、指導できる日数は限られました。そこで、特に形の練習では部員達自らで考え、自分達の身体と心に染み込ませた形をコーチの来校日に演武し、助言をもらうサイクルを繰り返したといいます。また、「形を指導して仕上げる際には、伝統ある夙川の団体形の中で、糸東流の特徴を活かしつつ武道性を取り入れて、特に丹田を意識した呼吸法にこだわった」とコーチの加藤真哉先生。

そのような結果、団体形チームを組んだ当初は、中々息が合わなかったメンバー(井上七輝・2年、安岡侑紀・東條愛莉ともに1年)も、全国選抜直前には形の精度が急上昇。さらに、大会中にも特に1年生が成長し、今回の全国選抜女子団体形優勝につながりました。

現在、部員は5名と少数精鋭の夙川高校空手道部。それでも部員達は10人、20人の部活と思えるほどの底力を秘めています。
部員、指導者、OGが一丸となって夙川空手の伝統を守っていく。。。

詳細は5月21日発売の「JKFan7月号」に掲載します。

得意形のパープーレンを演武してくれた。

全国選抜優勝を振り返ってくれた部員達。

空手道部24代OGの杉田秋恵さん(右・河田派糸東流拳法空手道正空会 板宿支部支部長)が駆けつけてくれ、部員に花束を贈呈してくれた。

団体形の練習。

組手の指導をする渡部友華監督(中央)。

形の指導をする加藤真哉コーチ。

夙川高校空手道部の皆さん。

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