11月号(9月22日発売)の連載「先生の特別授業」は「尚志高等学校」の武曽由英先生です。

7月13日(火)、連載「先生の特別授業」の取材で福島県郡山市の「学校法人尚志学園 尚志高等学校」を訪れました。

同校は、1964年に前身の尚志学園女子工業高等学校として創設され(日本で最初の女子だけの工業高校、翌年には校名を日本女子工業高等学校に改称)、1974年には普通科を開設しました。その後、1990年には普通科の特進課程に男子生徒を受け入れ、校名を尚志高等学校に改称し、3年後には創立60周年を迎えます。

「尚志」の語源は中国古典の『孟子』の一節「何をか志を尚しとする 曰く仁義のみ」に由来し、同校では「尚志必成」「即是道場」「一瞬即永遠」の3つの建学の精神をもとに、近年は全体の85%の生徒が上級学校へ進学し、部活動ではサッカー部が全国高校サッカー選手権大会で2度ベスト4に進出しています。

空手道部は2000年に創部され、現在は武曽由英(むそう・よしひで)先生が顧問・監督を務めています。福島県いわき市出身の武曽先生は、7歳から日本空手協会いわき南支部(石井孔覚先生)で松濤館流の空手を始め(父親が指導員として所属していたことがきっかけ)、福島市の学法福島高校から千葉工業大学へ進学し、ともに空手道部で研鑽を積みました。

高校時代は、当時の監督であった松原英男先生のもと、高校3年時には東北総体男子個人形で優勝、その年の山梨インターハイに出場し、男子個人形で第5位に入賞しました。千葉工業大学空手道部では、団体組手のメンバーとして全日本大学選手権や東日本大学選手権に出場、また全日本理工科系大学選手権では男子個人組手で優勝の実績を残しました。

大学卒業後は、県内の公立高校で常勤講師として勤めていましたが、その後空手道部ができた尚志高校の外部コーチとなり、25歳の時に尚志高校に入職。講師を経て現在は数学科の教諭を務めています。また、入職した年に空手道部顧問・監督となり現在に至ります。

空手道部顧問・監督に就任後は、〝空手道は武道であることを忘れず毎日練習に励む〟を指導の柱に、「単に技術のレベルアップだけでなく人間としてレベルアップできるような部にしていきたい」(武曽先生)と日々指導しています。当初は空手の未経験者が多かった部活も、武曽先生の指導力アップとともに実績のある経験者も増え、毎年のように全国大会に出場するようになりました。

同校は、今春の全国高校選抜大会には、男子個人組手-68kg級(大竹良介選手)、女子団体形、女子個人形(井上優菜選手、藤田羽彩選手)で出場しました。また、先日行われた福島県総体では男子団体組手において創部史上初の優勝を果たし、来月富山で行われるインターハイに出場します(男子個人組手、女子個人組手、男子個人形、女子個人形も出場)。現在、インターハイに出場する部員は、本番での上位入賞を目標に日々練習に励んでいます。

武曽先生にご自身の空手歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。
詳細は9月22日発売の「JKFan11月号」に掲載します。
(8月23日発売の「JKFan10月号」は東京オリンピック特別号となります)

形のアドバイスをする武曽由英先生

尚志高等学校空手道部の皆さん