第3回 ジュニア小中学生限定 西村誠司組手テクニックセミナーIN門司港:報告書・感想文&写真
『第3回Jr小中学生 西村誠司先生組手セミナーin門司港』 お礼と報告書
第3回Jrセミナーin門司港の参加団体の先生・選手・保護者の皆様方、遠くは、奈良県・愛知県・愛媛県
島根県・広島県、他と遠方より、『レトロの街』、門司港の地へお越し戴きまして、誠にありがとうございました。
プロ野球の日本ハムが25年ぶりリーグ優勝で、日本シリーズ中日との決戦を前に、日本中が熱くなっている、10月14日(土曜日)〜15(日曜日)の2日間、九州の玄関でもある北九州市門司港に、小中学生のジュニア拳士「118人」、指導者・保護者を含む総勢、「139人」が、「門司少年自然の家」に集結し、日本シリーズに負けないぐらい、シュニア選手の熱気で盛り上がりました。今回は、8月に京都で行われました、中学生最高峰の大会、第14回【全中】の優勝、3位・5位入賞者、また各県代表選手等を招聘、また来春おこなわれます、小学生最高峰の大会、【全少】優勝者、入賞者、また各県代表選手等も招聘して、【スーパー小中学生】が集まるレベルの高い【ジュニア小中学生限定セミナー】の開幕でした。
第2回Jrセミナーから半年の月日経過し、改めて空手道の機関誌等で、あの「西村誠司先生」の偉大さを再認識した子供達や保護者達に、西村先生もまた、顔や名前を覚えている小中学生に対し、気さくに声をかけてくれたり、また初めて実物の「西村誠司先生」を見る子供達や保護者は、まるでTVのヒーローにでも会ったように大喜びしておりました。海と山に四方囲まれた自然豊かな環境に中、全員で西村誠司先生をお迎えいたしました。気軽に挨拶を兼ね、子供達と気さくに握手を交わす西村誠司先生に、子供達はいつの間にか緊張も解けて、笑顔で喜びいっぱいでした。
いよいよ世界トップレベルの西村誠司先生のジュニアセミナーの開始です。
1日目(14日/土曜日)− 14時〜17時
最初に事務局(吹上)から、参加者の緊張を解く為、1分間により多くの参加者と握手を交わす恒例の「急速解凍」を行い、気分を和らげ、お互いの友情と輪を作り、ジュニアセミナーの幕開けとなりました。
開会式では、'06年USオープンに参戦した西村シャパンの『優勝』選手2人〔松井/中3・栗田/中2〕の紹介、第14回全中で活躍した〔優勝/栗田(愛媛)・3位/西(高知)・5位/浜砂(宮崎)〕の紹介、第6回全少に出場する選手の紹介〔内、優勝/矢口(福岡)・3位/吹上(福岡)〕も行いました。
縄跳びトレーンングの紹介
- ステップワーク技術をサポートするトレーニング
目的⇒足捌きの向上に役立ち、ボクシングでは昔から取り入れられ、空手界でもよく練習されている。 - ベーシック(基本)
(1)両足飛び・片足飛び・膝上げ飛び(各60秒ずつ)−休み30秒
(2)二重飛び・交差飛び・後ろ飛び(各60秒ずつ)−休み30秒
(3)後ろ2重飛び・半前屈飛び・逆半前屈飛び(各60秒ずつ)−休み30秒
(4)前後左右(各60秒ずつ)−休み30秒 - ムービング
(1)膝上げ前進・膝上げ後進
(2)後ろ飛び前進・後ろ飛び後進
(3)横向き飛び前進・横向き飛び後進
(4)二重飛び前進・二重飛び後進 - 反応(指示トレーニング)
(1)前後左右の指示にすばやく動く(各60秒ずつ)−休み30秒
(2)基本の全ての動きを指示通りに動く(各60秒ずつ)−休み30秒
トレーニング終了後は、子供達選手は、兵庫国体の「ビデオ研修」を行い、日本国内最高選手達の技を目で見て、勉強しました。その後全員で、夕食、入浴を済ませ就寝で、ジュニアセミナー1日目が終了しました。親睦を深める為、指導者、また今回は、西村先生の寛大さで、参加希望の保護者の方にも輪を広げ総勢「26人」、西村誠司先生を囲んで、山の中腹にある風流な老舗の料亭「伯翠庵」で、食事やお酒を楽しみながら、西村先生より、これからの空手道の進むべきあり方、ジュニア選手の育成、等のお話を聞かせて戴き、お互いに意見交換を行いながら、夜遅くまで、懇親を深め合いました。
雑談の中で、全中優勝の栗田君の父親が、お酒も入り気分が良くなった頃、『道場の指導者の練習よりも、西村先生ビデオ全8巻を見れば、優勝出来る(笑)』と発言されたのに対し、指導者の先生方から、『それでは、私達指導者は不要ですか?(笑)』と返され大笑いになり、夜遅くまで、懇親を深め合いました。
2日目(15日/日曜日)− 9時〜16時
初日の「急速解凍」・準備運動を行い、2日目の勉強に向け、子供達選手一同、士気を高めて開始致しました。前回の先の先・後の先同様に、今回は、パンチ・コンビネーションテクニックのセミナーの開始。
西村先生から、指導者の先生方に対し、当てるという事を認識させ、試合での向上に焼く立てたい。特にパンチミットにおける効果は、ビックミットと違い的が小さいだけに、的確な極めのポイントの習得につながり、試合での取りこぼしが少なくなる。巻き藁と違い、コンビニョーション習得に大切である説明がされた。以下のカリキュラムで、ジュニア小中選手に分かりやすく指導が始まりました。
- 基本の固定・単発技トレーニング
- 基本のコンビネーショントレーニング
- 90度の転体のアタック ⇒⇒ やや難しいかった
- 360度の転体のアタック ⇒⇒ 凄く難しかった
- 前進してのテクニック&後退してのテクニック
- ブロック利用&受けてリードの反応トレーニング
- 筋持久力養成トレーニング
子供達・指導者・保護者も真剣に受講し、西村誠司先生のテクニックの凄さもさることながら、所々に冗談を混じえ、子供達の心をつかみ集中力・緊張感を持続させながらのテクニックセミナーでした。午前の部を終了し、昼食を大食堂で総勢「148人」で済ませた後、午後からは交流試合に入りました。
小学生最高峰の『全少』の優勝者・3位入賞者&中学生最高峰の『全中』優勝者・3位入賞者の優秀な選手が居る中、指導者の先生方による審判で3コートに分かれ、子供達選手は、お互いに、このジュニアセミナーで教わった技を駆使しながら、小学1年生から中学3年生迄の男女全員、一生懸命試合に臨んでいました。試合に勝ったジュニア選手から順番に、忠央武道具店から提供戴きました、オリジナル缶バッチ(西村先生の顔マーク入り)をプレゼントし、全員1勝できるまで試合を続け、最後には全員にプレゼントできました。
最後に優秀選手を選出、『全中・全少の入賞者、各会派の優勝者、他』の選手等を選出し、「模範試合」全7戦を行いました。西村誠司先生からは、全7試合の弱点克服のアドバイス評価をして戴きました。また、恒例の最後のワンマッチは、US世界大会優勝者同士の決戦(松井vs栗田)の試合では、赤青に分かれて応援し、負けた選手に付いた子供達・指導者・保護者は、罰ゲームとして腕立伏100回を行い、大いに盛り上がりました。後日、筋肉痛に悩まされ、お父さん方や台所仕事に影響したお母さん方の保護者も少なくなかったようです???(笑)
次期オリンピック候補でもあります小学生・中学生に、世界の空手道の技を幼少の頃より、肌で感じてもらい、今後の飛躍となりますよう、そして将来このジュニア選手の中からオリンピック選手が誕生する事を切に願っております。
ジュニアセミナーが終了して、帰路につく子供達の中には、自然の家の前に広がる海辺で、都会では味わえない、砂浜で遊ぶ姿も目につきました。道衣に身を包めばしっかりして見えますが、やっぱり子供だなぁ〜と感じました。また、大部屋での宿泊で、修学旅行のように枕投げをしたり、話したり、遊んだりして消灯時間を忘れてる「小学生達」、体育館でバスケットボールをして、交流を深め合った「中学生達」みんな楽しく過ごした子供達も非常に印象的でした。
西村誠司先生、本当にありがとうございました。
また、子供達のお世話をして戴きました各道場の指導者の先生方を初め、福岡大学空手道部の先輩方本当にありがとうございました。
最後になりましたが、第4回を、今後も『レトロの街』門司港で開催したいと思っておりますので、皆様方のお力添えを得て、子供達の・子供達による・子供達の為の『Jr空手道』を伏して宜しくお願い致します。
私、吹上自身も、これからもジュニアの小中学生の為に、労を惜しまず頑張りたいと思っております。
来春3月には、最高峰の大会『第1回全中選抜新人戦/北海道』・『第6回全少/東京』でのご活躍を楽しみにしておりますと同時に、このJrセミナーから、多くのチャンピオンが誕生する事を望んでおります。
子供達・先生方・保護者の皆様方の益々のご健勝とご活躍を祈願して、お礼の言葉に代えさせて戴きます。本当にありがとうございました。来年の春、またこの門司港でお会い致しましょう。
平成18年10月吉日
西村先生ジュニアセミナー事務局
拳姿塾空手道教室 吹上 猛姿