(一社)東京都空手道連盟が寄付された空手道着をコンゴ民主共和国に贈呈

8月27日(金)、(一社)東京都空手道連盟事務所において、コンゴ民主共和国への空手道着贈呈式が行われました。

この贈呈式は、本年4月に東京都空手道連盟(以下:都空連)に対し学生団体uber smile(代表:國學院久我山高校3年生・関 志翔君)より「コンゴ民主共和国の女性や子供たちに空手道着を寄付してほしい」との依頼があり、都空連が協力する形で実現したものです。

現在、コンゴ民主共和国では紛争が続いており、特に南部と東部地区の女性や子供が武装勢力の兵士から非人道的な虐待を受け、肉体的・精神的ダメージによる心的障害を発症する事例が多発しています。そのような中で、同国のパンジ病院ではその治療の一環として、空手道を教える取り組みが行われています。空手道を指導するのは1998年と2006年のWKF世界空手道選手権大会女子組手+60kgと2000年の組手団体戦で優勝したフランスの名選手ロランス・フィッシャーさん。彼女の指導のもと、大きな声を出し、体を動かすことで心的障害に苦しむ患者の自発的治癒力を強化する取り組みが続けられています。
 
しかしながら、治療を受ける女性や子供たちは紛争で親を失ったり、親に捨てられたりなどで貧困にあえいでおり、空手道着を買う余裕などなく、また長引く紛争で心的障害の治療が必要な患者は増え続けています。

都空連では「空手道発祥の地である日本で空手道を学んでいる我々にも、何か協力できることがあるのではないか」と考え、各区郡市連盟に空手道着寄付を呼びかけました。その結果、多くの道場や団体から協力の申し出があり、道着136着、帯282本の寄付がありました。

27日の贈呈式には、学生団体uber smile代表の関 志翔君と、コンゴ民主共和国における紛争下での諸問題の認識を広め問題解決策を考える団体・特定非営利活動法人 RITA-Congoの共同代表の華井和代氏が出席し、都空連の坂梨孝美副会長と今井潔専務理事から空手道着が贈呈されました。

今回の寄付に対し、RITA-Congoの華井共同代表より「皆様のご厚意に感謝申し上げます。空手道の稽古によって心身の健康回復に取り組むパンジ病院の女性たちに、道着と皆様のご厚意が届くよう、責任を持って輸送します」との御礼の言葉がありました。
 
寄付された空手道着は特定非営利活動法人RITA-Congoを通じて、コンゴ民主共和国への支援物資とともに輸送されることになっています。

右から華井和代・RITA-Congo共同代表、uber smile代表・関 志翔君、坂梨孝美・都空連副会長、今井潔・同専務理事

挨拶する坂梨孝美・都空連副会長

御礼の言葉を述べるRITA-Congo共同代表の華井和代氏

uber smile代表の関 志翔君

寄付された空手道着と帯の一部