12月号(10月22日発売)の特別企画は「“浮身”(うきみ)を科学する(仮称)」です。 | JKFan NEWS International (空手ワールド)

12月号(10月22日発売)の特別企画は「“浮身”(うきみ)を科学する(仮称)」です。

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近年、空手に限らずスポーツ全般においては、トレーニングを重ね強い筋力をつけ、その筋力を活かす動きを磨くことで勝負をしようとする傾向があります。これだけでは、どれだけ練習を重ねても身体の大きい選手が有利なのは言うまでもありません。

身体の小さな選手が大きな選手の2倍フィジカルトレーニングを行っても限界はあります。それゆえ、腕や脚などの個々の筋肉で動くのではなく、筋肉を合体させて1つの大きな筋肉として働かせる。そうすることで、さらに効率良くより大きなパワー、スピードを手に入れることができます。
それが日本古来からの武道に存在する、“浮身”という技術です。

“浮身”は、文字通り身体の中から自分を持ち上げ、浮くことです。
JKFanでは、折に触れこの“浮身”の効用について紹介してきました(本年7月号「高校選抜スポット超分析!」など)。

この特別企画では、三重県伊勢市にて鍼灸・カイロプラクティック院を開業している中村圭介先生(Peaceグループ代表、ピースフルボディ院長)にご協力を頂き、空手で“浮身”をかけるとなぜパフォーマンスが向上するのかを中村先生が専門の神経科学の側面からアプローチします。

中村先生は、学生時代は陸上競技(棒高跳び)で、幾度も全国大会出場を経験。はり師、きゅう師の免許を取得後は東京の治療院で、一般外来から難病患者・訪問治療まで行い、2005年10月に伊勢市にて現治療院を開業。その後、ピース式*原因療法を用い2600人・約24000回の治療を施し、スポーツ選手も多数来院しています。2015年には、神経系トレーニングを取り入れた小学生の陸上クラブ「Peace-AC」を立ち上げ、指導者としても活躍の場を広げています。また、中村先生は小学生の時には空手の経験もあります。

今回は、“浮身”をかけた際の効用である(1)安定する(押されても引かれても動かない)。(2)動きが速くなる(特に初速)。(3)反応が速くなる。の3つを中心に解説してもらいました。

詳細は10月22日発売の「JKFan12月号」に掲載いたします。

中村圭介先生(Peaceグループ代表、ピースフルボディ院長)

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