11月号(9月22日発売)の連載「先生の特別授業」は「岩手県立宮古高等学校」の湊 慎一先生です。 | JKFan NEWS International (空手ワールド)

11月号(9月22日発売)の連載「先生の特別授業」は「岩手県立宮古高等学校」の湊 慎一先生です。

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8月30日(火)、連載「先生の特別授業」の取材で岩手県宮古市の「岩手県立宮古高等学校」を訪れました。

岩手県宮古市にある宮古高等学校は、1923(大正12)年に開校した「宮古町立宮古実科高等女学校」を前身とし、来年2023年に創立100周年を迎える岩手県内でも歴史のある県立高校です。
文武両道(学業と部活動の両立)に真摯に取り組み、運動部・文化部ともに県内有数の成績を誇るとともに、大学等への進学を多くの生徒が果たしています。

運動部では、硬式野球部が春・夏合わせて3度の甲子園出場のほか、ボート部、ヨット部などは全国大会出場の常連です。空手道部は昭和50年代初頭に創部され、インターハイ・全国高校選抜に何度も出場し、数多くのOB・OGを輩出。OB・OGは多方面で活躍しています。

現在は、下閉伊郡山田町(宮古市の隣町)出身で同校OBの湊 慎一先生が顧問を務めています。
湊先生は、幼少時は喘息で身体が弱く、健康と体力をつけるために、小学3年生の途中から空手道を始めました(国際松濤館空手道連盟山田支部・伊藤四郎先生)。「始めた頃は、色々な技や形を覚えることが楽しかったのと、大会での形の白帯の部でメダルをもらったのが嬉しかったですね」(湊先生)。

宮古高校に進学後は空手道部に所属し、3年生の時には個人形でインターハイに出場した実績を持ちます。
盛岡市の国立岩手大学工学部に進学後も空手道部に入り、大学在学中は、学連の大会や国体にも出場しました。また、大学を卒業し岩手大学大学院在学中の1997年には、イタリアのミラノで開催された国際松濤館世界大会の男子個人組手で優勝しました。

大学院卒業後は、岩手県内の民間企業に勤め始めましたが、一念発起して岩手大学にて教職課程を履修し教員免許を取得。教員採用試験(理科)を受験し合格しました。初任の陸前高田市の県立高田高校を皮切りに、故郷山田町の県立山田高校ではボート部顧問を経て空手道部の顧問として活動し、4年目にはインターハイに出場しました。県立盛岡第一高校を経て、2020年に宮古高校に異動となり、空手道部顧問に就任し現在に至ります。

部活の指導者になってからは、「空手道未経験の生徒にも楽しいと思ってもらう練習を意識し、部活動で培ったことが普段の生活につながっていると伝えています。日々の練習には私が行けないことも多いので、生徒達の自主性を促しています」と湊先生。また、湊先生は山田高校在任中から岩手県高体連空手道専門部の仕事に携わり、現在は委員長(通算12年目)として活躍しています。

同校は、今夏の愛媛インターハイ(四国中央市)には、女子団体組手、男子個人形、女子個人組手の3種目で出場しました。上位には勝ち上がれませんでしたが、2年生・1年生は、来春の全国高校選抜(福岡)への出場を目指して練習に励んでいます。
湊先生にご自身の空手歴、指導歴、指導法、今後の展望などをお聞きしました。

詳細は9月22日発売のJKFan11月号に掲載します。

湊 慎一先生(中央)

岩手県立宮古高等学校空手道部の皆さん。3年生(制服姿)は、課外授業等のために練習には参加しませんでしたが、集合写真撮影に加わってくれました。(撮影時のみマスクを外しています)

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