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ドイツ国2004サマーキャンプ旅日誌 森敏浩
今日は朝8時に朝食をとり、だいぶん時差ぼけもなくなって体調のいい状態で練習に挑むことが出来ました。朝一番のトレーニングでは西村先生のセミナーでした。西村先生のセミナーでは、サーキットトレーニングで体を動かし、5組に分かれて1列に並び、相手をよけたり崩したりする練習をやりました。私も試合などではあまり相手をこかしたりするのは得意ではなく、どちらかといえば力ずくで相手を倒そうとしてしまうので、なかなかうまくいきませんでした。しかし、西村先生の技は力がほとんど入っておられないし、相手は飛び上がるように倒れていました。あの体の使い方や、タイミングは外国人選手にもできていませんでした。
午前中にはもうひとつ、オーストリアのダニエルのセミナーを受けました。このセミナーでは連続技を中心に練習して単発で終わるような練習はありませんでした。突いたら蹴る、蹴ったら突くといったように体は動かしっぱなしでした。そして昼になり、一度ホテルに戻って、西村先生も私も汗で道着がぬれていたので西村先生が「ホテルの人に頼んでくれ」と言われたので頼むことにしました。しかし、言葉がなかなか通じないためジェスチャーで伝えるとわかってくれました。話ができなくてもなんとかなるものです。
午後はまず西村先生のセミナーでした。このクラスは4・5級のクラスだったので練習内容は基本を中心にしたものでした。どのセミナーもほとんどウォーミングアップからすぐ組み手に入ることが多かったのでよかった。道着を蹴らして蹴り技の練習や体をうまく使うために帯で相手を引っ張りながらの追い突きなどいろんなパターンで基本をやりました。
本日最後のトレーニングになったのはドイツのボスコビッチ、女性のアレキサンダーのセミナーでした。このセミナーではまず、中段突きのあとのバックステップをやり、私は中段を突いたときどうしてもその場に居つくことが多く、この練習でもうまくやることができませんでした。その後はほとんど蹴り技の練習になり、カウンターでの内回し蹴りや、コンビネーション、連続蹴りなどでほぼ1時間蹴りっぱなしだったので最後のほうでは足が上がらなくなっちゃいました。練習不足です。今日一日を通してそんなにハードなトレーニングはありませんでしたが、足がパンパンで疲れちゃいました。
夜は西村先生お勧めのハンバーガーのようなサンドイッチのようなものを食べました。薄くスライスされた肉とキャベツがはさまれており、西村先生がお勧めされるだけのことはあってすごくおいしかったです。ホテルへ戻り、部屋の中ではベッドがやわらかすぎて寝ていても体が痛くなり落ち着かないので今日から床で寝ることにしました。やっぱり床のほうがいい。