2005 USA OPEN KARATE CHAMPIONSHIPS

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山下 胡桃選手による大会日誌
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2006 USA OPEN 国際大会の旅日誌


記載者 山下 胡桃(13歳)

4月15日(土曜日)

やっぱり緊張のせいか4時に目が覚めた...やっぱりドキドキしてる...まだ早いからまた目を閉じても全然寝むれないからいつも通りに大好きな音楽をかけて気持ちをリラックスさせた...けどやっぱり緊張がとれない!

大会場に早めに入ってコートに入って調整した...勝ちたい!勝つんだ!といつも以上に強く思ってしまう...長い時間待たされて私の試合が始まった!パンフレットもないし、自分の順番もわからないでスタートした...緊張で体が硬く...気持ちも硬い...リラックスしなきゃといい聞かせても頭が言う事を聞いてくれないうちに私の順番がきた...全て終わって結果は2位!悔しさで涙があふれて止まらなかった。

でも優勝したさくらちゃんにちゃんと「おめでとう」って言わなきゃっと思って「さくらちゃん!おめでとう」って精一杯の気持ちで伝えたらまた涙が出てきた...とにかく悲しかった!悔しかった!先生が泣いている私を励ましてくれた...そして日本チームの人が励ましてくれた...私は首にかけてくれた銀メダルをすぐに首からはずしてしまった!そしてすぐにカバンに入れた...そんな私をいつも通りに明るくしてくれたのはやっぱり一緒にいる日本チームの人達だった...

気がついたらいつも通り笑っていた...牧野さんのおじちゃんは負けた私に「胡桃ちゃんは世界チャンプになれるょ...」って優しく言ってくれた...ミッキーは「胡桃ちゃんには銀メダルは似合わないからまた頑張るんだょ」って言ってくれた...誠太君は「メダルを下げて一緒に笑って写真を撮ろう?」って言ってくれた...皆が励ましてくれた...先生は「胡桃ちゃんの昨日の練習を見ていて試合で負けたけど素晴らしかったょ」って言ってくれた...嬉しかった!私が負けてもこんなに大切にしてくれる人に出会えた事がめちゃくちゃ嬉しかった!

私は次に応援にまわった...すごーい大きい声で応援した...頑張って欲しかった!私が笑っていてもやっぱりがっかりしているのを先生は知っているから、私が前からエリサ.アウが来たら会いたい気持ちを知っていて「胡桃、エリサに会わせてあげるからおいで!」って呼んでくれた...私はエリサに会えたらプレゼントしたいって思って日本から持ってきた 折り紙と和紙のしおりとお箸を持って会いに行った...

初めて会って、初めて見てとってもきれいでとっても輝いていてドキドキした...本で見る100倍、1000倍美しかった!サインと握手をしてもらって感動した...そうやって私を会わせてくれた先生にも感謝した...エリサに会うまでオーラを感じる?なんて事がわからなかっけど会ってみてその意味が良くわかった!だってあんな広い会場でもエリサの回りは特別な場所に感じた...私も近付きたい...私もそんな選手になりたいって思った!本当に幸せな時間だった。

夕食はミッキーとまた日本食を食べに行った!楽しかった...ミッキーはいつも皆に気をつかっていて...笑わせてくれた...そして明日の組み手に自信がないって言っている私に16歳のハワイのエィミーの話しを聞かせてくれた...「エィミーは組み手で勝ちたい!勝ちたい!って思わないで負けたくない!負けたくない!って思ってやるんだょ...だから胡桃ちゃんも負けたくないって思って気持ちを持っていってやればいいょ?」って...すごく気持ちが楽になった...嬉しかった!気持ちがリラックス出来た...

私は勝ちたいばかり無意識に思っていて全てに力が入りすぎていたのかも?と思った。もしミッキーの話しがなかったら私はきっと形で負けたから組み手は絶対に優勝しなきゃっと思ってしまっていた!本当に有り難うって心からミッキーに伝えた...