8月6日()ドイツ 5日目

朝のスペシャルセミナーはグンター先生の担当でした。前半はかなりグンター先生のありがたいお話。しかし、我々、まったく理解できず… ドイツ語ですから…
その後はミットを使っての練習でした。

次に昨日、引き続きオットー先生のセミナーを受けました。今回のセミナーでは、非常に興味深いテクニックの紹介がなされました。それは同じ手で、連続して2回もしくは3回突くというもの。具体的に言うと、前拳で中段に刻み突き→上段に裏拳→上段に刻み突き。といように同じ手で3回も突くのです。こんなテクニックはいままで練習したことがありませんでした。しかし、練習してみると意外にうまくいく。
(これは使えるなぁ。)
という手応えを感じたセミナーでした。

午前中、最後のセミナーは古武道。名物リー先生の古武道セミナーに行ってきました。古武道を習うのは初めてで、非常に新鮮で楽しいものでした。特に棒術は棒を振るたびに棒が体に当たり、それを利用して極めを作ります。これは形の練習にもいいのではないかと思いました。
なんでも1度は経験することが大切であると改めて思わされました。

午後のセミナー。
の話をしたいのですが、できません… 午後は西村先生から「外出禁止令」が出されました。大会まえにも関わらず、練習しすぎだとのこと。たしかに毎日、6クラスも受ける人はいません(笑) というわけで午後は大会に備え、休息でした。

そして、いよいよマスターカップ!!
(なんとしても賞金ゲットだぁぁぁ!!!) 私は燃えていました。
会場には2、3000人の観客、スポットライトがまぶしい1コートのみ。賞金を抜きにしても当然、燃えてきます。大会のまえにはさまざまはデモンストレーションがあり、会場はますます盛り上がります。
そんな中、形の大会がスタート。
私は昨日と同じ戦法で臨むことにしました。1本目はヘイクー、そして決勝はウンスー。
1本目のヘイクーは問題なく5-0で快勝。
そして、決勝戦。固唾を呑む観客、照らされるスポットライト。緊張するのが普通である。そん中、とにかく小さくならず、思いっきりということだけを意識し、力いっぱい打ったウンスー。ジャンプはしっかり跳べたが、すこしバランスを崩してしまった… しまった…
そして、運命の判定…
3-2!!
勝利!!
出場するつもりではなく、しかも賞金目当てに出た形で優勝してしまった!! やったー!!

この調子で組手も!!
すぐに組手がスタート。私にとっては組手がメインです。
初戦はガチガチに力んでしまい、思うように動けなかったが5-0と勝利することができた。8人でおこなわれる少数精鋭のトーナメントであるため、これで3位以上は確定です。準決勝。相手はドイツのナショナルチームの選手。デカイ…
これは書くのが恥ずかしいくらいの完敗でした… まだまだ練習が必要です。そして、世界のレベルの高さを改めて感じました。

しかし、形の時の、組手のときも西村先生は常に声をかけてくださり、応援してくださいました。本当に感謝しています。そして、非常に心強かったです。
最後は表彰式。そこで、カップの大きさに驚きました。デカイ… しかも、形と組手の2つ。2つのカップを手に入れた喜びと、(どうやって持って帰ろう…)という悩みが入り混じった表彰式でした。
組手は準決勝で負けてしまいましたが、形で優勝、組手では3位。これは文句なしに総合優勝です。ヨーロッパの地でこのような成績を収めることができて嬉しく思います。

そして大会が終わったのは夜11時近かったです。
「今日はよく休めよ。」
と西村先生に言ってもらい。私はスポーツセンターの自分の部屋に帰りました。
本来であれば、日誌はここで終わるはず、いや、終わらなければなりません。

しかし!!
まだ続きが…
12時。
扉の向こうから、私を呼ぶ声が、
「ケンジ!!」
待ってました!! リー先生!!
ディスコに行くぞーーー!!
ということで、リー先生とディスコに行きました。
(西村先生、すいません。もう時効ですよね…?)

ディスコではリー先生や彼の生徒たちと踊りました。
そこにオーストリアのジョンマック選手登場。
イタリアのシルビオ先生登場。完璧なちょい悪オヤジです(笑)
日本人、スイス人、オーストリア人、イタリア人と多国籍な集団になり、その盛り上がり、ディスコを出たのが4時っ!! まさか、こんな時間までいるとは思ってもいませんでした… 読みが甘かったです…