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ドイツ国サマーキャンプ
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第20回ドイツ国サマーキャンプ体験記 国分利人

7月24,25日

7月26,27日

7月28,29日

7月30〜8月1日

8月2,3日、帰国

 

26日
 朝食事をしてから時間があったのでホテルの近くを散歩すると昔見た店の風景が。「そう言えば来たよここ!」という懐かしさを感じながらウインドショッピングなどをしながらの楽しい散歩をした。午後はモア先生がクルージングへ連れていってくださった、と言ってもモア先生は用事があると言う事でモア先生の友達のシェラキー先生がヨットハーバーまで送ってくれて、食事をしながらモア先生を待つことに。しかし、あまりにも遅いので西村先生も少しご立腹気味。「グンタ・モア先生は約束した時間を守らないんよ。『グンタ時間』というのがあって必ず遅れるんだ」と苦笑いしながら解説してくれた。そんな話をしているところにモア先生がクルーザーで登場!!一緒にいるのはモア先生の元奥さん、そして一人息子のパトリック君。元奥さんと言ってもとても、仲良さそうだ。元奥さんをヨットハーバーに残していざ湖へ。みんな水着に着替えてクルーザーで湖の真中へ。泳いだり飛び込んだり。水が冷たかったけど、天気も良いから気持ち良い!いたずら好きな西村先生は順子ちゃんや私をクルーザーから落として大笑いしていた。本当に楽しそうに笑っている。私は「相変わらず西村先生は大きな子供だ。」と思った!!

マイペース順子さんと

ホーデン湖にて、グンター氏所有のポートで。
 ヨットハーバーに戻ってモア先生達がクルーザーを繋ぐ作業をしている最中に、西村先生と自分が近くにある大型クルーザーを見て回っていると、とても素敵なクルーザーがあったので西村先生と一緒になって甲板に乗ってみた。西村先生は甲板をぐるぐると回ったり室内を見てみたりして「やっぱりこっちはたいしたもんやね!」と感心していた。するとしばらくして女の人がクルーザーの中から出てきて「あんた達、何してたの!」みたいな感じで文句を言ってきた。(ドイツ語はわからないので雰囲気の予測ですが。)西村先生も中に人がいるとは思っていなかったので気軽に見て周っていたが、女の人は中で寝ていたら怪しい東洋人(特に西村先生?)が覗きこんでいたので、とても驚いていたようだった。西村先生が「ごめんなさいね」と謝っていたけれど彼女の怒りは収まらず男の人を呼んで来た。「どうしたんだ」と言う感じで男の人がやってきた。シェラキー先生やモア先生の事を知っていたようで「まあ日本から来た友達が凄い船があったから見ていたんで、悪気は無いんだよ。」なんて感じで説明してくれて男の人も納得してくれた。が、女の人はまだプリプリ怒っていた。
 ヨットハーバーを後にして、モア先生の元奥さん、パトリック君のお友達の2人と合流して日本食レストランへ。海辺にある日本食レストランは少し高台にあってお洒落な感じだった。今日はパトリック君の誕生日だからみんなでお祝いをした。西村先生が日本で買ってきたプレゼント、凧や竹で出来たハリセンの様なおもちゃがパトリック君にとても好評で、ほかテーブルのお客さんも釘づけになって見ていた。ちなみに、ドイツにはあまり日本食のレストランは無いそうだ。この日本食レストランもなんとなくチャイニーズっぽい。働いているスタッフからして中国人だし。でも食事はおいしくいただいた。ドイツの夜はカラッとしていて気持ち良いな。

27日
 朝からKJCでトレーニングをした。今回はドイツ合宿の視察と言う事できているので試合が無いから気が楽だ。最近は初動負荷トレーニングでウエイトトレーニングをしているのでKJCでも初動負荷トレーニング。上半身はフリーウエイトで出来るのだけれど下半身は専門のマシンが欲しいところだ。でもインナーサイのマシンもあるし何とか近い形でやってみた。レッグプレスマシンでトレーニングをしていた時、少し腰に違和感が。でもまあ、旅の疲れかな、程度に考えていたら後でとんでもない事に・・・。
 午後はモア先生の自宅を拝見。小高い丘の上に高級住宅街があり、急な坂道を上ってゆくと黄色い素敵な家が現れた。概観も素敵だが中を見てびっくり。電動シャッターで雨戸(雨戸と言う表現も何だけど)が開閉するし、暖炉はあるし・・・。アメリカの大島先生の家といい、モア先生との家といい、凄いよ本当に!スケールが違う。いつか自分もこんな所に住みたいなと思わせられる素晴らしいお宅でした。お宅を見せていただいた後は近くの湖に行って泳いだりお話したりと、しばしのゴロゴロタイム。今夜は湖で花火大会とお祭りがあるのでそちらも見に行こうと言う事になりモア先生の友達の家に。お友達の家に付くと中からインド人ぽい格好をした子供が出てきた。私は思わず大声で「あ!インド人だ!」と言ってしまった・・。「え!」と西村先生と順子ちゃんが注目した。奥にいるお母さんらしき人も暗がりで良く見えないが、後ろで髪の毛を束ねていたので絶対間違い無いと思ったら全然違っていて普通のドイツの人だった。「また国分が〜」と西村先生にいわれて、何とか言い訳・・ではなく、説明しようとしたが、素直に「済みません。また間違えてしまいました」と素直に謝る事に。そう言えば同行した井手順子ちゃんは西村先生のお弟子さんにも関わらず(西村先生の指導しているフィットネスクラブ、トゥギャザーで空手を習っているそうだが数年のブランクあり)恐れ多くも西村先生にむかって、「いや、そうではなくて」とか「ちがうんですよ」を連発していた。私は彼女のトークを聞いていて、彼女が西村先生に本当にブン殴られるんじゃないかというギリギリ(というか結構突っ込み)トークにハラハラとさせられていた。空手界広しといえども彼女ほどのチャレンジャーはいない!もし学生が同じ事を言ったならば確実に<誠二キック>でアバラの骨、4本はもって行かれるだろう。(アゴ骨折、とか・・・。)でも西村先生は女性にはやさしいから口を引きつらせながらも「・・あんたね、そんな事じゃいかんバイ」と最初は丁寧に礼儀作法を手ほどしていました。でも、かたくなな彼女に段々面倒くさくなったのか、挙句「国分ちゃん、順子ちゃんをまっとうな女の子にしてあげなさい」と発言!!「西村先生!面倒くさくなったからって私に振らないでください!!」と、心の中で思ったが口に出しては言えなかった。