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ドイツ国サマーキャンプ
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第20回ドイツ国サマーキャンプ体験記 国分利人

7月24,25日

7月26,27日

7月28,29日

7月30〜8月1日

8月2,3日、帰国

 

28日
 朝、モア先生の所属するガンクラブでライフル、ショットガン、拳銃を打たせてもらう事に。西村先生が銃を持ったら危険どころの騒ぎではない・・・。素手でも充分すぎるぐらいデンジャラスなのに。などと思っていたら、そんなふざけた雰囲気ではなかった。考えてみれば当たり前だが。最初にライフルの射撃をしたら西村先生、順子ちゃんの三人中、自分が一番中心を外さずに撃つ事が出来た!結構うれしかったが、西村先生の「国分ちゃんやるじゃない、フフフ・・・」という発言に「ちょっとやバイぞ」という気持ちに。西村先生は、すでに目がマジだ!心に火が付いていた!本当に先生は負けず嫌いだ。一段落の後、三人ともクラブの人にライフルの撃ち方を習って再度チャレンジした。すると、な、な、なんと奇跡が起った!順子ちゃんがゴルゴ13ばりに命中し始めたのだ!「習った通りに撃ったんです」と言いつつもかなりの勢いで鼻高々!!
 その後はショットガン、拳銃ともに順子ちゃんの独壇場!!西村先生と私は言葉数も少なく黙々と的に向かって撃ち続けた。結局、私は最初のライフルだけで、順子ちゃんがダントツのトップ。2位が西村先生で最後が私でした。くやしー!!ドンジリだったのでガンクラブ併設のレストランで食事をご馳走する羽目に。

シューティング・スタンディングピストル35口径

シューティングライフル・伏せスタイル
 午後はKJCで短刀取りの演舞練習だ。今回の合宿の最後に行われる<ブドーガラ>というイベントで西村先生の演武が行われるので、その相手役としての練習だ。昨年は阿部君が相手役をさせていただき意識不明(少し大袈裟だが、あながち間違ってもいないと思う)になったとう事を聞いていたので、私の今回の目標は怪我無く無事に日本に帰国する事とした(まじめに)。西村先生は椅子取り、短刀取りなどを織り混ぜての演武を組み立てて教えてくれた。順番を必死で覚えたが、どうも腰に違和感がある。ガンクラブで銃を撃っている時から重い感じがしていたが、大丈夫かな?西村先生の相手役を引き受けた重度の精神的プレッシャーからか?でも、いまさら「出来ないなんて口が裂けても言えない」感じだ。そんな事を言ったらイベントの前に去年の阿部君だ(意識不明の重体)。西村先生と一時間程演武の練習をしたら汗びっしょりだった(冷や汗度50%)。それにしても刺すが・・でなく流石!西村先生。いろんなパターンの演武を知ってらっしゃる。でも、初日から早くも椅子1つ破壊して演武完了。その後、軽くトレーニングをしてホテルに戻った。

29日(月曜日)
 合宿初日の朝、9時よりKJCセンターで40名の選手クラス。西村先生の指導で崩しなどのパターンを指導。選手の為のクラスだった。受講生は、西村先生の指導する崩しテクニックに驚いた様子で熱心に練習していた。あっという間に1時間が経ってレッスン終了。
 11時30分より第一体育館で約200名のオレンジ・緑帯に指導。西村先生は指導する前に受講者全員に日本語で「どうぞよろしくお願いします」と日本語で挨拶させていた。参加者も、たどたどしい日本語で「どうぞよろしくお願いします」と。最初は恥ずかしがって声をだせない人も西村先生に「もう一度、もう一回」と何回か繰り返させられると元気良く「どうぞよろしくお願いします」というようになってくる。単純な事かもしれないが受講者の雰囲気がとても良くなるので勉強になった。西村先生一人で200人を一斉に指導するので、最初は楽しくゲーム的にバランスを取りながら柔軟性を高める体操や補強から入って移動基本、対人パターン練習という順番で進んでいった。対人の練習パターンはキックなども取り入れて行われるが、最後の方は西村先生のキックコンビネーションや崩し技の披露という感じで参加者が「オー」っと驚くというものだった。西村先生自身も「参加者が全部出来なくても、俺が来て普段見ないような技を見て喜んでもらえれば、それでもいいんよ」と言われていた。たしかにそうだ。
 KJCで昼食をとり、午後より、同じく第一体育館で約250名の青帯に指導西村キック<脚払いに行くと見せて脚の甲で相手の顔をビンタするように蹴る技>を披露。全員が驚いていたので満足げだった。
 午後は食事をしてからトレーニングと演武の練習をした。腰の調子が良くなく様子を見ながら10数パターンの練習をした。西村先生も「本当に大丈夫か?」と心配してくれた。こういう時のやさしい言葉って心にしみるな〜。

1-3級の茶帯クラスと集合写真