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'03 オープン・ド・パリ
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高橋優子の
オープン・ド・パリ日記

1月14日(パリ滞在初日)

1月15日

1月16日

1月17日

1月18日(大会初日)

1月19日(大会最終日)

1月20日(パリ滞在最終日)


組手個人戦・形個人戦初日

女子組手オープンの高橋はスペイン世界大会では、敗者復活戦でリズムを取り戻し、3位までに入ったが、今回は緒戦から落ち着いていた。決勝ではすべてが上回った選手だったので、悔しいが納得のいく負けである。メキシコ大会に期待したいところである。
男子個人形の古川哲也であるが、国際大会は初めてということでずいぶん緊張していた。入賞できなかったが、国際の舞台はまさに見せるということを学んだのではなかろうか?
世界の若井は決勝まで完勝。フランスの大敵を決勝では3−2と危ない評価であったが、揺らがない磐石の形はベテランの味を出して、逃げ切った。素晴らしい精神力といえる。今後の日本国のためにも、若手形選手に若井の味を覚えてもらいたいものである。

組手個人戦最終日
大会二日目となる最終日は、宮本佐知子が緒戦から快調に動き、安定感を見せた。岩切加奈子・小笠原万記ともに良い動きのスターであった。岩切と小笠原はやはり、実力不足があったと思う。世界の動きに標準をあわせ、不足しているものを補っていかなければならない。
宮本はスピードのある突き技で強気で押していくときは、問題ないがリードするとすぐに待ちの体制になり、逆転されるので試合中、ずいぶんはっぱを掛けた。
決勝はイギリスの選手との戦いだったが、試合の間中、街にならないようにアドバイスし続けた。本人も分かっており二年越しの優勝に向けて、積極的に攻めきり、5−1の快勝だった。

所 感
ナショナルチームからの男子個人戦組手について参加申し込みがなかった。女子はトップクラスがすぐに申し込みがあったことを考えれば、男子日本チームに活気がないといっても良いだろう。スペイン世界大会でもそうだったが、現地入りしてからの元気が男子に欠けている。自腹を切ってでも世界に勝つというプラス思考がほしいものだ。
フランス連盟の新案で大会では足首・足の甲に付けるサポートパットを使用していた。評判が良いようであれば、メキシコ大会に着用付けるように考えているとのことである。日本チームのために一式買って持って帰ります。今回は前年度に比べ少ない参加国であるが、フランス連盟のほうでセレクトし、国際大会で活躍しているような選手ばかり集めたとのことでした。しかし、フランスチームは主力選手は出場しておらず、若手中心のチーム編成で年内にある国際大会のために経験を積んでもらっているとのことです。また、初参加の国際審判の両名の先生は決勝戦の主審をされたり、大いに活躍されていました。やはり、今後も国際審判の参加が必要と思います。
最後になりましたが、フランス連盟及び現地在住の中橋秀利先生には、到着から最後の日まで、特別待遇を日本チームにだけして頂きました。他の国は二泊三日滞在費用負担の所、日本チームだけ一週間も費用負担いただきました。中橋先生には大会の打ち上げで全員に中華料理(20万円相当)  をご馳走になりましたので、ご報告申し上げます

成果・結果(金メダル2個・銀メダル1個 計3個)
男子形個人戦(古川 哲也)  5位
女子形個人戦 (若井敦子)   優勝
女子個人組手−53kg級 (宮本佐知子) 優勝
女子個人組手−60kg級 (岩切加奈子) ベスト16
女子個人組手オープンクラス (高橋優子) 準優勝
女子個人組手60kg超級 (小笠原万記)ベスト16