2007 USオープン国際空手道選手権大会 旅日記

和道会錬空館支部
津田公子

出発前夜:平成19年4月4日から5日未明

西村先生へのメールからの始まり

さあ、明日は待ちに待ったUSオープンだ!ということで、大会前日までにきちんと荷物の準備をして、出発に備えて早めに布団に入る、しかし、興奮をしてなかなか眠れないという文章で始めたかったのですが、やはりそうはいきませんでした。もともと面倒くさがりの性格の上に、切羽詰らないと一生懸命物事ができないという性格が災いして、出発前日になってもまったく準備ができていないというところからのスタートでした。必死で仕事を片付けてやっと仕事が終わったのが午後8時過ぎ、自宅に帰ったのは8時30分でした。

母と彬は私の帰りを待っていてくれたようで、3人でゆっくりと日本最後の夕食を食べました。そして荷物の準備態勢に入ったのが午後11時でした。もちろん母はとっくに準備を済ませており、子供の準備の母がしてくれていましたのでこれらの荷物は旅行鞄に詰めるだけでしたが、自分の準備が全くはかどらず、そうこうしているうちについに日付が変わってしまいました。

皆さんは、試験の前になると急に部屋を片付けたくなったり、本を読みたくなったりした経験はありませんか? 私はいつもそうでした。この、準備の荷物で部屋がちらかっている状態で、「そうだ、西村先生にメールを書こう」と思い立ち行動を起こしてしまいました。そして、メールを送ったのが午前1時30分、準備が完了したのが午前3時でした。ラスベガスはきっと何でも売っているだろうし、宿泊するホテルのランクも最高級なのでアメニティーも充実しているはずなので、最低限のものを持っていけばいいわ、などとたかをくくっていました。

後ほど明らかになりますが、これは誤りです。皆さん、ラスベガスはリゾート地ではありますが日本人向けに作られたハワイとは全く異なります。これをきちんと認識して来年行かれる方は旅の準備を行ってください。この日記のなかで、私が犯した失敗の数々を参考にしていただければ幸いと思います。というわけでやっと準備を済ませて「明日は一日中飛行機で寝るぞ!」と決心をして布団に入りました。