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 キックテクニック編1

 現在の世界KARATE界において蹴り技が花盛りである。ヨーロッパ選手が使う蹴りは鮮やかでスピード感あふれている。ひいき目に見ても日本選手はまだまだの感があると言える。原因はテコンドーの影響、日本大会での蹴りに対する反則が厳しいことなどが上げられるが、世界の頂点であるWKFを制するのが全選手の夢ならば、蹴り技術を大いに高めなければならない。蹴りを多用出来るようになれば相手のキックも防げるし、パンチ技術もまた、技の幅が広がり数段と伸びて行くものである。

「先の先」テクニックバリエーション
 「先の先」の理論についてはパンチで述べているのでここでは省くが、キックのポイントは上半身のリラックス、パンチとの複合で決める、意外性の方向での変化技が有効などが上げられる。キックの良さはパンチの3倍の破壊力があり遠い間合いから多用できる事であるが、欠点は片足のためバランスの悪さ、重いために動作が遅れやすいと言える。普段の生活の中でも手はいろいろな動きで働いている。足も普段から手と同様に使いこなして行くことが上達の道である。

中段からの上段蹴り

●中段の前蹴りと見せかけて上段へ持っていく変化技である。相手の構えた左拳に膝をぶつけるように持っていく事。

POINT 攻撃する際左手が下がらない事。決めと同時に軸足が180度回転する事によって威力が増す。

上段前蹴りからのショートフック

●従来の内回し蹴りと違って鋭角に上段前蹴りから足首を返し相手の頬を足の裏で決める。

POINT 踵が返りやすいので反則となりやすいので足の裏を利用する。また、間合もさらに大きく取れる。

同じフォームのインとアウトの蹴り


上段蹴りでもショートフックを2連発すれば相手の気が一方向に集中してしまう(写真3-イ、3-ロ)

そこへ、インまたはアウトへ蹴ると決めることが出来る(写真4-イ、4-ロ)

●外側からの蹴りを多用し同じフォームでの蹴りを内側に変化させ決めるもの。

POINT 最初のフォームを崩さずに膝下からのスナップでコースを変えること。

スイングキック

●中段回し蹴りから変化で背足を使って内回し蹴りで決める。

POINT 回し蹴りを伸ばさないで膝を曲げた状態で内側にねじるように戻す事。

ゼロの間合の後ろ蹴り

●突きの間合から行う後ろ蹴りである。

POINT 上に飛ぶのではなくて両足を同時に浮かせるように回転させ、見るのと同時に蹴る。また、ワンツーのあいだに間を取って蹴り込むようにも出来る。

ロングの間合の後ろ蹴り

●遠い間合での後ろ蹴りであるが軸足を相手の前足の位置まで持ってくること。

POINT 回転は一気に行い、スライドさせて逃げる相手を捕えること。

インからアウトへのツウキック

●内回し蹴りから上段回し蹴りの連続技である。

Point 内回し蹴りをフェイントとして振り抜いて、相手が気を許したところをすかさず上段蹴りで決める。また、バランス良くできれば足を降ろさなくても良い。

上段の後ろ蹴り

●通常の上段への回し蹴りは振り抜くため反則となりやすいが、ここでは鋭角に足を上げることによって決めるように行う。

Point 相手を確認してショートフックキックを行うのである。

ブロック越しのフック

●相手のブロックを超して決めるフックキックである。

Point 自分の膝裏まで相手の腕に絡ませることで届くように行うこと。

下段フェイントの上段

●足払いからの変化技で上段蹴りである。

POINT 下段蹴りを軽く触る程度で行い流れを止めないこと。

ワンツウスリーのキック

●足払い → アウトの上段蹴り → 膝をキープしてインのフックキック

POINT 上半身が起きていないと体が流れる。